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11月13日に起きたパリ同時多発テロのために亡くなったイーグルス・オブ・デス・メタルのマーチャンダイズ販売担当、ニック・アレキサンダーを讃えて追悼基金が立ち上げられたことが明らかになっている。

11月13日の一連の襲撃で少なくとも132人が亡くなり、350人が負傷したと報じられており、最大の被害を出すことになったのは、イーグルス・オブ・デス・メタルがヨーロッパ・ツアーの一環としてパフォーマンスを行ったバタクランの会場で、118人が銃撃を受けて亡くなっている。

フォール・アウト・ボーイやサム41と一緒にツアーを行ってきたエセックス出身のニック・アレキサンダー36歳も今回のテロで亡くなったことが明らかになっている。

「わたしたちの愛するニックがバタクランで亡くなったというのを確認し、大きな悲しみに暮れています」とニック・アレキサンダーの遺族は声明で語っている。「ニックは兄弟や息子や叔父であっただけなく、みんなの最高の友人でした。寛容で、面白くて、極めて誠実な人間でした」

「ニックは愛する仕事をしながら亡くなりました。世界中の友人にどれだけ大切にされてきたかを知って、とても慰められています。困難な時にもかかわらず、我々家族への思いと敬意に感謝します。平和と光を」

ニック・アレキサンダーを讃えるGoFundMeのページ(https://www.gofundme.com/y7aaknp8)が立ち上げられ、記事執筆時点で1452人が寄付し、57382ドル(約700万円)の寄付が集まっている。すべての資金はニックの家族に届けられ、ニックの家族がどのように使うかを決めるという。

ライヴの間、ニック・アレキサンダーと一緒にいたニュー・オーリンズ出身のヘレン・ウィルソン49歳は次のように『テレグラフ』紙に語っている。「外でいくつか騒々しい音が聞こえて、クラブに人が駆け込んできたの。何が起こってるか分からなかった。5人か6人がマシンガンやショットガンを持って入ってきて、人々を銃撃し始めたの。大混乱だったわ」

彼女はこう続けている。「地面に伏せた時、ニックはわたしの前にいて、誰かが動いたら、彼らが振り向いて、わたしたちを撃ってきたの」

「彼の背中がわたしのほうにあって、何が起こっているのか見られなかった。ずっと彼に話しかけていたわ。それから口移しの人工呼吸をやっていたんだけど、襲撃者が陰かなんかに隠れて、誰かが何か言ったら撃つ状態だったの。わたしは彼を腕で抱きしめて、愛してると言ったわ。彼は人生の人だったの」

フォール・アウト・ボーイのギタリストであるジョー・トローマンは哀悼の意を表して、ツイッターに次のように記している。「ニック・アレキサンダーが昨夜パリで殺された一人だったことを知った。素晴らしい奴だったんだ。本当に恐ろしいよ」

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