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ポール・マッカートニーが発注したピアノのスケッチを見つけた建築業者は2000ポンド(約26万円)を手にする予定となっている。

オールダム出身の建築業者で1999年にマンチェスターでチームを率いていたアンディ・クラインズはスケッチの紙が他のゴミと一緒に捨てられているのを発見したという。

ゴミ箱から取り出したアンディ・クラインズは自身のロフトでこれらのスケッチを保管していて、最近になってこれに価値がついたと判断している。

ポール・マッカートニーのピアノのスケッチは1967年にデザインされたもので、オメガ・オークションに出品され、2000ポンドの価格が予想されている。

他にも幸運なことに見つけたリトグラフなども別で出品される予定となっていて、全部で総額10000ポンド(約130万円)の落札額が見込まれている。

54歳のアンディ・クラインズはプレス・アソシエーションについて次のように語っている。「私はゴミ箱からこれらを取り出しました。捨てられた時に蓋が開いていたのです。雨が降っていて、持ち帰れるだけを持ち帰りました。想像するに、もっとあったと思うのですが、損傷していました」

スケッチは手書きでピアノの概要を記したもので、1960年代のアート集団であるBEVに渡されたものとなっている。

ポール・マッカートニーのピアノのデザインのほか、BEVはザ・キンクスの『サニー・アフタヌーン』のアルバム・ジャケットにも関与している。

スケッチを見つけたもののアンディ・クラインズはなぜあそこにあったのか説明がつかないと語っている。

「前にアート・スタジオだったかもしれませんね」

「私は20年も持っていたわけですが、しまい込んで、忘れてしまって、なにかをきっかけに思い出すことになりました」

「お金について考えていませんでしたから、その価値には驚きました」

彼は次のように続けている。「ポール・マッカートニーのピアノと検索してみたら、この絵と非常に似ていたのです」

オークショナーのポール・フェアウェザーは次のように語っている。「このような重要な資料が救われたことは素晴らしいですし、出品者にとってもゴミ箱から救い出したことが金銭を生む判断となったことが証明されます」

このスケッチを含むザ・ビートルズのアナログ盤や貴重な品々のオークションはオメガ・オークションで3月24日に開催される。

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