スウェードが11月13日にロンドンのラウンドハウスで、スクリーンに映し出された映像に合わせてニュー・アルバム『ナイト・ソーツ』の全編を演奏し、その後デビュー・シングルを全曲演奏する特別なライヴを行っている。
ライヴは二部構成で、ファンに人気の高い“The Living Dead”や最近のBサイド曲“Darkest Days”といった楽曲も披露された。
ライヴは新作『ナイト・ソーツ』の全編演奏からスタートし、ステージの前には半透明のスクリーンがあり、そこに『NME』のフォトグラファーであるロジャー・サージェントが監督した、楽曲の雰囲気を反映した50分の映像が映し出されることになった。壮大なオープニングの“When You Are Young”では男性が海の中に入っていく映像が映し出され、“No Tomorrow”では老人による自殺が描かれることになっている。映像は主人公の崩壊から時が飛んで、“I Don’t Know How To Reach You’”では元ガールフレンドを誘拐し、よりアップビートな“Like Kids”や“Outsiders”、“What I’m Trying To Tell You”といった楽曲では、ガールフレンドの家の庭でカラオケに興じたり、パーティで裸で倒れてしまうといった明るい場面も描かれている。
映像の重要な場面では、バンド・メンバーが照らし出され、スクリーンの向こう側に見える演出がとられており、第二部ではスクリーンは撤去され、バンドを主体にヒット曲とレア曲が披露されている。第二部はブレット・アンダーソンによる独特なエネルギッシュなパフォーマンスと共に、“Moving”や最も人気の高いBサイド曲“Killing Of A Flash Boy”で幕を開け、“Trash”、“Animal Nitrate”、“We Are The Pigs”といったヒット曲で彩られることになった。ブレット・アンダーソンは「聞こえないぞ! 大きな声で!」と叫んでいる。
デビュー・アルバムからの“Pantomime Horse”といったレアな楽曲や、“Stay Together”のBサイド曲“The Living Dead”といったハイライトでは、ブレット・アンダーソンはオフマイクで歌う場面もあった。“For The Strangers”のBサイド曲“Darkest Days”の演奏時には、「これはサプライズなんだ。みんな、この曲を知ってるかな」とブレットは語っている。第二部の1時間のセットは、演奏前に「素晴らしいよ。完全燃焼する前の最後の1曲だよ」と語った“Beautiful Ones”で締めくくられている。
バンドはアンコールでステージに戻ってきた際、「最も新しい作品で今日は始めたんだけど、今度は最も古い曲をやるよ」とブレットが語って、デビュー・シングルに収録された3曲、“The Drowners”、“My Insatiable One”、“To The Birds”をすべて演奏している。
スウェードは翌日の11月14日もラウンドハウスでライヴを行っている。
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