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ペット・ショップ・ボーイズのマネージャーなどを務めたトム・ワトキンズが亡くなった。享年70歳だった。

『ガーディアン』紙によれば、トム・ワトキンズは現地時間の2月24日に亡くなっているところを友人に発見されたという。葬儀は現地時間の3月10日の朝に行われている。

トム・ワトキンズの死因は公表されていないが、ここ数年の間に脳卒中や糖尿病を患い、肝臓移植も経験していたという。

トム・ワトキンズは1984年からニール・テナントとクリス・ロウからなるペット・ショップ・ボーイズのマネージャーを務めている。トム・ワトキンズの導きを受けて、ペット・ショップ・ボーイズは“West End Girls”や“It’s A Sin”、“Always on My Mind”や“Heart”といった全英チャート1位を獲得するヒット曲を生み出している。

ニール・テナントはツイッターでトム・ワトキンズへの次のように追悼の意を表している。「僕らの初めてのマネージャーであるトム・ワトキンズが数年間も病に苦しみ、亡くなったという知らせを聞いて、クリスと僕は悲しんでいます。僕がトムと初めて会ったのは1975年で、それから10年後に彼は僕らのマネージャーになりました」

ニール・テナントは続けてトム・ワトキンズについて「誠実で心の広い人物」だったと賛辞を寄せた上で「数年間は友人だったけれど、様々な理由でトムと長年の友人になることはなかった」と説明している。

ニール・テナントは次のように続けている。「でも、クリスと僕はキャリアの初期に彼が捧げてくれた努力に常に感謝するよ。彼とは思い返すと楽しい思い出がたくさんあるからね。今日、僕らは彼の葬儀に花を送って、こんなメッセージを添えたんだ。『偉大な5年間をありがとう』」

トム・ワトキンズは他にもブロスと仕事を続け、彼らのヒット曲である“When Will I Be Famous?”や“I Owe You Nothing”、“Drop The Boy”を共作している。

90年代にトム・ワトキンズはイースト17のマネージャーを務め、クリスマス曲“Stay Another Day”を含む11曲のシングルがトップ10入りを果たしている。

トム・ワトキンズは2016年に自叙伝『レッツ・メイク・ロッツ・オブ・マネー:シークレッツ・オブ・リッチ、ファット、ゲイ、ラッキー・バスタード(原題)』を刊行している。

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