NME and The 100 Club

Photo: NME and The 100 Club

『NME』は由緒あるロンドンのザ・100クラブと協力して、SXSWに出演する予定だったアーティストを援助するショーケース・イベントを緊急開催することが決定している。

テキサス州で開催されてきたSXSWは先週延期となることが発表されており、多くの若手バンドや新人アーティストが被害を受けている。今回、『NME』は3月22日にロンドンでポップアップ・イベントを開催することを発表している。

「先週金曜日にSXSWの延期が発表されて、アーティストやファンとの会話の中で出演バンドや関係するミュージシャンにとって非常に嘆かわしく、経済的にも痛手となることが明らかになりました」と『NME』のCEOであるメン・ル・クオックは述べている。「新進気鋭のアーティストのコミュニティを応援するためにショウが行われる方法を見つけなければなりませんでした」

「不幸中の幸いはオースティンでの損失がロンドンでの利益となることです。ロンドンの象徴的な会場で、UKの音楽史の輝かしい一部であるザ・100クラブと協力できることを嬉しく思います。更なる情報と最終ラインナップはこのスペースを御確認ください」

ザ・100クラブの代表であるサム・クレイブンは次のように語っている。「たくさんの素晴らしいバンドたちがSXSWで演奏するために時間やお金、情熱を注いできました。延期のニュースで彼らのことを感じ入りました」

「私たちは常にどんなサイズのアーティストも応援しようとしてきました。そして、延期の影響を受けたアーティストを支援し、素晴らしい音楽に光を当てるのを『NME』と一緒にショウを行えるのは大きな喜びです。これもSXSWに出演する機会を失ったことへの慰めにはなりませんが、バンドが音楽ファンに音楽を披露し、彼らが届けるべきものを届けることができる素晴らしい夜になるでしょう」

チケットやラインナップの詳細は後日発表される。

先日、政府高官の指導医はイギリスにおいて音楽イベントを中止する必要はまだ生じていないと発言している。一方、イギリス国内の小さなライブハウスは新型コロナウイルスの影響で「重大な」経済被害を被っており、政府や支援者に対して援助を要請している。

「自ら隔離することを検討しているなら、それはあなたが決めることです」とミュージック・ヴェニュー・トラストのCEOであるマーク・デヴィッドは語っている。「一般の方々にはそれが何を意味するのかを真剣に考えていただきたいと思います。行きたいショーに行かないことで自らを隔離するだけでは、まったくもって効果的な手段とは言えません。ライブハウスの環境を、他の環境よりも危険だと見なすことは誤りです」

ザ・100クラブはウェストミンスター市議会による前例のない措置を受けて今後の存続が保証されることとなっている。

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