エド・シーランとアデルのコンサート・チケットを転売して930万ポンド(約13億円)を売り上げた2人の人物に現地時間2月24日に懲役刑が課されている。
ピーター・ハンターと同性婚相手のデヴィッド・スミスは様々なアカウントとコンピューターのボットを使って、大量のチケットを購入している。
彼らに対する捜査は、エド・シーランがファンを騙す転売を禁止して、多くの人がコンサートに入場できなくなった出来事を受けて始まっている。
エド・シーランのマネージャーであるスチュワート・キャンプはリーズ刑事法院でチャリティ公演の75ポンド(約1万円)のチケットが7000ポンド(約100万円)で販売されているのを見たと語っている。
これはオンラインでのチケット転売について国家取引基準局が起訴した初めての事例となっている。
2人はXファクター・ライヴやストリクトリー・カム・ダンシング、ウェスト・エンド・ミュージカルの『ハリー・ポッターと呪いの子』、ユーロヴィジョン・ソング・コンテストのチケットなども標的としていたという。
彼らはチケット・ウィズ、BZZといった会社名で転売を行い、チケットマスターといった第一次販売者の利用規約に違反したことを認めている。
しかし、彼らはこれは犯罪行為ではなく合法的なビジネスとして運営してきたと主張していた。
けれど、裁判はロンドン北部のトッテナムに住む2人について「強欲に駆られた不誠実な詐欺師」と審理している。
51歳のピーター・ハンターは4年の懲役となり、先に有罪となっていたデヴィッド・スミスは30ヶ月の懲役が残っている。
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