プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーはアンドリュー・ウェザオールが亡くなったことを受けて新たなインタヴューの中で彼がその人生で与えた影響を振り返っている。
『ガーディアン』紙にボビー・ギレスピーはアンドリュー・ウェザオールが最初はプライマル・スクリームをリミックスすることに積極的ではなかったと語っている。「誰かが“I’m Losing More Than I’ll Ever Have”を彼にリミックスさせるべきだと言ってくれた時には既に友達になっていたんだ」
「彼はOKしてくれたんだけど、彼はリミックスを少し控えめにしててね。彼はあの曲が好きで、派手にやったら、俺たちが責めるんじゃないかと思っていたようなんだ」
「それで、(アンドリュー・)イネスがもう一度やってくれと言ってね。『曲を完全に破壊してくれ』と言ったんだよ。それで“Loaded”ができることになるんだけどさ。基本的に自由な権限を与えて、それに応えてくれたんだ」
ボビー・ギレスピーは1989年にアンドリュー・ウェザオールが『NME』でプライマル・スクリームのライヴをレヴューした時のことも振り返っている。
「『NME』が彼にプライマル・スクリームのライヴをレヴューするよう依頼した時のことは覚えているよ。それで彼はエクセター大学に見に来たんだ。すごい長髪にレザーのパンツで彼は現れてね。バンドの一員みたいだったよ。その後は彼がロンドンでDJをやるってことになったら、行って会うようになったんだ」
プロデューサーとしても評価を得ていたアンドリュー・ウェザオールだが、DJとしての作品も多くの評価を集めており、プライマル・スクリームの“Loaded”をはじめ、ハッピー・マンデーズの“Hallelujah”やニュー・オーダーの“World In Motion”のリミックスなどを手掛けている。
「“Loaded”は国中のダンスフロアで爆発的にかけられることになったんだ」とボビー・ギレスピーは続けている。「振り返ってみて、あの時代の何かを間違いなくつかんでいたんだよね。それはアンドリューのおかげだった。俺に言えるのは、クラブに立って、あの曲に人々が熱狂するのを見た経験は特別なものだったということだよね」
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