スリップノットのギタリストであるジム・ルートは元ベーシストの故ポール・グレイの死について「完全に深い悲しみの底に落ちたわけではなかった」ことを明かしている。
ポール・グレイは、2010年5月24日にアイオワ州のホテルで遺体で発見されている。妻のブレナ・グレイは、ポール・グレイの最期の1週間について薬物の過剰摂取により「意識がはっきりしていない」状態だったことを明かしている。
「最近、亡くなった人たちに関する奇妙な夢をたくさん見るんだ」とジム・ルートは『i-D』に語っている。「ポールは何度も夢に出てくるんだ」
「ちょっと妙な感じでね。というのも、多分、ポールの死について完全に悲しみの底に落ちたわけではなかったんだけど、多分どこか深く奥のほうに押し込めていたんだと思う。でも、夢の中では彼が生き返っているんだ。彼は亡くなっているのに、夢の中の彼は生き生きしていて、彼の妻と一緒に青いスポーツカーに乗っているんだ。昔の普段通りのポールなんだけど、なんだか甦っているみたいなんだ。ゾンビみたいにね」
彼は次のように続けている。「様々な妙な感情が掻き立てられるんだ。これは、自分が今いる状況に結びついているんじゃないかって思っている。というのも、その内側には人が関係するというのが分かるからね。でも、彼らにはナルシスティックで社会病質的な傾向もある。これこそ夢の意味するところなんだと思う……だって、それはポールだけど、本当のポールではないんだからね」
一方、スリップノットはNMEアウォーズ2020にて「ベスト・バンド・イン・ザ・ワールド」を受賞している。
本部門にはスリップノットの他にハイムやテーム・インパラ、ブロックハンプトンやBTSらがノミネートされていた。
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