ジャスティン・ビーバーは、名声が持つ孤独という側面と、エイミー・ワインハウスの悲劇的な人生と自分との共通点について、今週の『NME』の表紙インタヴューで語っている。
『NME』は現地時間11月13日配布号でジャスティン・ビーバーの独占インタヴューを行っており、この中でジャスティン・ビーバーは、「誰に対しても何に対しても反抗して、普通の19歳」でいようとしていた時期や、先日リリースされた大ヒットシングル“Where Are U Now”と“What Do You Mean?”の成功に対する心境を明らかにしている。
ジャスティン・ビーバーは、ティーンエイジャーとしてメディアにしつこく追われる中、一般的な19歳とは「違う生活」を強いられていたという。
「僕だって人間なんだと分かってほしいだけ。毎日を生き抜くだけでも苦労の連続さ。他の人もそうなんじゃないかな。ツアー中に寂しくなったりもする。みんなは華やかで素敵な面を見るけど、裏側は知らないだろ。こういう人生には心をズタズタにされることだってあるんだ。飛行機の中でエイミー・ワインハウスのドキュメンタリー(『エイミー』)を観たけど、涙が流れたよ。メディアが彼女に何をしていたか、どんな風に扱っていたのかが分かったからね。どん底にいる彼女を叩いて、自分を見失うまで彼女が追い込まれるのを人は面白いと思ったかもしれない。でも、それは僕に対しても起こったことなんだ」
しかし、ニュー・アルバム『パーパス』は、ジャスティン・ビーバーが苦しい時期を乗り越える手助けになったようだ。大ヒットとなったシングル曲ではスクリレックスとコラボレーションし、その他の2曲にはラッパーのナズとトラヴィス・スコットが登場している。また、アルバムを制作する中で、カニエ・ウェストとも親交を深めたという。
ジャスティン・ビーバーはカニエ・ウェストについて、「音楽業界で僕が真剣に向き合っているクリエイティブな人の中でも、心惹かれる人物だよ」と話している。「彼のアドバイスはいつも、『嫌いになるわけがない良い音楽を作ること』に終始していたね。彼を退屈させたり時間を無駄にさせたりしたくなかったから、僕が『数曲聴いてもらってもいい?』なんて聞くと、『全部聴かせてくれ』って言ってくれるんだ。その言葉が忘れられない。彼が気に掛けてくれているのが分かったからね」
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