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ニュージーランドのオークランドで12月に行われるAC/DCのライヴでは、飲酒について厳しく規制されると報じられている。

オーストラリア出身のAC/DCは、オークランドのウエスタン・スプリングス・スタジアムで12月15日に公演を予定している。観客は、一時的な禁酒令によってスタジアム内やその周辺でアルコール類の購入ができなくなるという。

地元の評議会では、ライヴ当日の午前6時から24時間の飲酒を禁じており、アルコール飲料の購入や所持をした者には250NZドル(約2万円)の罰金が科せられる。

ニュース・サイト「Stuff.co.nz」によると、ライヴの開催で飲酒に関連した犯罪が起こる恐れを懸念した地元警察のアントニー・ウィルソン巡査部長が、オークランドの評議会に禁酒を要請したという。

アントニー・ウィルソン巡査部長は、この禁酒令が「飲酒に関連した犯罪や、公共の場の規律を乱す行為の抑止に大きな手助けとなる」と語っている。

AC/DCは、この禁酒令についてのコメントをまだ行っていない。

AC/DCは、2014年11月にリリースした通算17作目のスタジオ・アルバム『ロック・オア・バスト』でイギリスとアメリカの両チャートで3位にランクインすると同時に、彼らの故郷であるオーストラリアでも1位の座を獲得している。

先日、フロントマンのブライアン・ジョンソンは、引退の可能性があることを語っており、『ロック・オア・バスト』が最後となる可能性があると認めているという。

ブライアン・ジョンソンは、『ザ・モーニング・サン』に対して「分かっていると思うけれど、引退ってものは避けられないものなんだ。優秀なフットボールやアイスホッケーの選手だって、辞めたくはなくても、残念なことにいつかは終わりにしなければいけない時がくる」と語っている。「これは俺たちにずっと付きまとうことで、嫌だということもできないし、今後可能性がないとも言い切れない」

彼はさらにこう続けている。「これは覚えていてほしいんだが、AC/DCのメンバーたちは本当のところ、こうして成功し続けてきたことにいつも驚いているんだ。意識して何かしてるわけじゃない。実際に特別なことをしてるつもりなんてないけど、ただ毎晩100パーセントを出し切って演奏して、持てる力のすべてを注いでるだけなんだ。これが成功の秘訣だっていうなら、次にも伝えていきたいね」

「観客に何かを期待したことは一度もない。この成功を当然だと思ったことだってないよ。なら、どうやって?と思うだろう。時代は移り変わっていくものだが、いつも通りにやってることを続けて、観客がまた戻ってきてくれることをただ祈るだけだよ」

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