ホワイトスネイクのフロントマンであるデイヴィッド・カヴァデールは自身の長きにわたるキャリアに言及して、70代になっても“Still of the Night”をやっている姿は想像つかないと語っている。
現在68歳のデイヴィッド・カヴァデール率いるホワイトスネイクは昨年5月、オリジナル・アルバムとしては2011年の『フォーエヴァーモア』以来8年ぶりとなる新作『フレッシュ・アンド・ブラッド』をリリースしており、現在は同作を引っ下げた大規模なワールド・ツアーを行っている。
今回、デイヴィッド・カヴァデールは豪『ヘヴィー』誌によるインタヴューに応じて、2020年の今も精力的に活動を行っていることについて、その事実をホワイトスネイクとしての活動を始めた1978年当時の自身に伝えたらどんな反応をすると思うかという質問に答えている。
「笑い飛ばしていただろうね」と彼は応じている。「最初の結婚生活が破綻した後で“Here I Go Again”や“Crying In The Rain”を書いていた、はるか昔の話だからね。30代も近づいてきて、『もうここまでかな』って思っていた頃だよ」
「というのも……ザ・ローリング・ストーンズとかザ・フーなんか、『冗談だろ?』って思ってしまうわけでさ。俺ももう68歳だけど、彼らなんて70代だからね。俺は70代になっても“Still of the Night”をやっているなんて想像できないよ」
続けて、デイヴィッド・カヴァデールは自身が引退する可能性に言及しながら次のように語っている。「そういうわけで、いつそういうことになるかは分からないけどさ。妻から『引退』という言葉を使うことを禁止されているんだ。けど、俺は日々、自分の人生に感謝しているし、ありがたいと思っているよ。プライベートの面でも、仕事の面でもね。まるで魔法のようだと思っているんだ」
「ほら、お金や経済的な理由のために形を保っているバンドもたくさんいるわけでさ」と彼は続けている。「俺たちのバンドは恐ろしいほど仲がいいし、兄弟も同然なんだ。『スネイク・ブラザーズ』だよ。蛇の兄弟のようなものだね。それに、ほら、俺たちは力強いパワフルなバンドとしてステージの上にいられるわけでさ。信じられないよ」
ホワイトスネイクは3月に来日公演を行うことが決定している。
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