GETTY

Photo: GETTY

ニール・ヤングは2020年のアメリカ大統領選に間に合う形でアメリカの市民権を取得したことを報告して、民主党へ投票するようにファンに呼びかけている。

カナダ国民にして今回、アメリカの市民権も取得したニール・ヤングはドナルド・トランプ大統領を再三にわたって批判してきたことで知られている。ドナルド・トランプ大統領は2020年の大統領選で2期目となる当選を目指している。

ニール・ヤングは「民主党への投票の登録はこちら」と書かれた紙が貼られた机の前で撮影した写真をソーシャル・メディアに投稿している。彼はアメリカとカナダの国旗の絵文字を添えて投稿で次のように述べている。「参加するという報告ができて嬉しいよ! みんなの良心を投票してくれ」

ニール・ヤングは2015年、ドナルド・トランプが当時の大統領選で自身の楽曲“Rockin in the Free World”を無断で使用したとして彼を非難している。

ニール・ヤングは翌年に出演したテレビ番組「ザ・レイト・ショウ・ウィズ・スティーヴン・コルベア」でドナルド・トランプが自身の楽曲を使うことを「気に入らなかった」理由について、彼の「女性蔑視や人種差別」が理由だと説明している。また、ニール・ヤングは2018年、自身の自宅の消失を含む甚大な被害をもたらしたカリフォルニア州を襲った大規模な山火事へのドナルド・トランプ大統領の対応も批判している。

現在74歳のニール・ヤングは昨年11月にアメリカでの市民権を申請していたものの、マリファナの使用歴のために取得が遅れていることを明かしていた。彼は当時、自身のウェブサイト「ニール・ヤング・アーカイヴス」で次のように述べている。

「二重国籍を取得して投票に参加したいと思っているんだけどね」と投稿は始められている。「この間、アメリカの市民権を申請して、試験には合格しているんだ。いくつもの質問をされるというもので、僕はそれに正直に答え、通過することができた。けど、マリファナの使用歴があるせいで、最近になって試験をもう一つ受けなければいけないと言われてしまったんだ。マリファナを使っている人のなかには問題を抱えている人たちもいるからね」

「問題は、セッションズ司法長官によって2019年4月19日に新たに規定された項目なんだ。USCIS(米国市民権・移民業務局)が次のような方針を発表したんだよ。『申請者が特定のマリファナに関連した活動に関与し、それが連邦法に反している場合においては、たとえそれが該当する州や外国の法律に違反してなくとも、道徳的な人格(GMC)が欠けていると判断されます』とね」

彼は次のように続けている。「僕は自分が道徳的な人格を示したことを心から願っているし、(まだ名前のない)ドナルド・J・トランプとその仲間のアメリカ人候補者たちに対して僕の良心を投票できることを願っているよ」

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ