ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガンはオジー・オズボーンの来たるニュー・アルバム『オーディナリー・マン』に参加することになった経緯について語っている。
オジー・オズボーンは10年ぶりとなるオリジナル・アルバム『オーディナリー・マン』を2月21日にリリースすることが決定しており、同作のリズム・セクションはダフ・マッケイガンとレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスが務めている。
ベーシストとして『オーディナリー・マン』のレコーディングにも参加しているダフ・マッケイガンは今回、ロサンゼルスのラジオ局「95.5 KLOS」でセックス・ピストルズのギタリストであるスティーヴ・ジョーンズによる番組「ジョーンジーズ ・ジュークボックス」に出演して、プロデューサーのアンドリュー・ワットとチャド・スミスと共に同作に参加するに至った経緯について語っている。
「セッションへの参加を依頼されたんだ。レッド・ホット・チリペッパーズのドラマーのチャド・スミスとは、カヴァー・バンドとしてギグを一緒にやったことがあってね」とダフ・マッケイガンは語り、昨年7月にパール・ジャムのマイク・マクレディがキュレーションを手がけたフェスティバルでチャド・スミスらと共演したことに言及しながら次のように続けている。
「ヴォーカルが(フー・ファイターズの)テイラー・ホーキンズ、ギターがマイク・マクレディっていうバンドで、ヴァン・ヘイレンとかをカヴァーしたんだ。モンタナ州で演奏したんだけどね。ベーシストとしてチャドと演奏することについて言えば、彼はとてもアグレッシヴなドラマーだし、互いにスタイルが似ているんだ。一緒にリズム・セクションをやるのがお互いに好きなんだよ」
ダフ・マッケイガンはオジー・オズボーンの新作に参加するに至った経緯について次のように続けている。「アンドリュー・ワットから電話をもらってね。土曜日だったと思うんだけど、偶然ロサンゼルスにいた時があってね。『今週,、昼間に動ける日があったりするかい? オジーのアルバムを書かなきゃならなくて、4日で作らないといけないんだ』っていう話をもらったんだ」
「それで、アンドリューのスタジオに行くと、すべてがセッティングされていたんだ。チャドのドラム・キットもセッティングされていてね。その時に問題になったことの1つが、『リフは誰がやる?』っていうことでさ。すごく刺激的だったよ。アンドリュー・ワットとチャド、俺の3人で曲を書くのはその時が初めてでね。横道に逸れてしまってもおかしくなかったわけだけど、そうはならなかったんだ」
「最初のリフを書くっていう時に、俺のギターテックのミック・ボブから、『オジーがザ・ビートルズを好きなのは知っているよね。ビートルズの要素を入れてみよう』っていうことを言われて、『誰かリフはない?』みたいなことを言いながら、そのアプローチで進めていったんだ。俺たちは4日で9曲を書いた。エルトン・ジョンが参加しているバラードの“Ordinary Man”もそのうちの1曲だよ。それから、“Straight To Hell”もね。たしか4日間で9曲を書いてレコーディングしたんだけど、サウンドも何もかもが完璧だったよ。そういう感じで、俺たちは完成させたんだ」
ダフ・マッケイガンは続けて、自身とアンドリュー・ワット、チャド・スミスの3人で『オーディナリー・マン』の「すべての音楽を書いた」とした上で、最終的にオジー・オズボーンが参加するまでに「メロディーのアイディア」も出し合っていたと語っている。
ダフ・マッケイガンは自分たちが提案したものを「オジーはとても気に入ってくれた」として、次のように続けている。「オジーは(スタジオに)入ると曲を書き始めて、ヴォーカルを入れていったんだ。作られ方としてはそういう感じだよ。緊迫感があったことは間違いないね。やらなきゃならないことは多いのに4日間しかなかったわけだからね。うまくいってよかったよ。素晴らしいアルバムができたと思っているよ」
ダフ・マッケイガンのインタヴューはこちらから。
先日、オジー・オズボーンはパーキンソン病と診断されたことを公表している。
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