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エアロスミスのドラマーであるジョーイ・クレイマーはバンドのリハーサルに参加しようとする彼を警備員が止めているところを収めた映像がオンラインで公開されている。

ジョーイ・クレイマーはバンドに復帰することを許可されなかったとして残りのメンバーに訴訟を起こしていた裁判が棄却されたことが明らかになっている。

バンドが結成された1970年からエアロスミスのドラマーを務めているジョーイ・クレイマーは昨年、彼が「軽い怪我」と呼ぶ怪我が原因で一時的にバンドを離れることを余儀無くされている。ジョーイ・クレイマーはバンドに対し、来たるパフォーマンスに向けて準備は整っているものの、「ふさわしいレベルで演奏できる」ことを証明するために、テンポを測るためのクリック・トラックを使ったオーディションを受けるよう言われたとして訴訟を起こしていた。

マサチューセッツ州最高裁判所の判事であるマーク・ギルディアは現地時間1月22日、ジョーイ・クレイマーの訴えを棄却して次のように述べている。「クレイマーが6ヶ月にわたってバンドと演奏していないことや、来たる(グラミー賞授賞式などでの)パフォーマンスに向けてリハーサルに充てられる時間が不足していることを踏まえた上で、クレイマーはこれまで、バンドのビジネス上の利益を守るのに十分な代わりとなる現実的な行動を示していません。これにより、差し止めによる救済を求める原告の訴えは棄却となります」

ジョーイ・クレイマーは判決を受けて声明を発表して、その中で次のように述べている。「今日の判事の判決にはとても落胆していますが、判決は尊重します。文書の中でバンド・メンバーがこれまで怪我や病気から復帰してきた過程に言及されていなかったことから、この訴訟で苦戦を強いられることになるのは覚悟していました」と彼は述べている。「自分は正しいことをしたと胸を張っています。人生の大部分を捧げてきたバンドの成功を祝福する権利のために闘ったのですから」

「真実がすべてを物語っています。昨年の8月に脚を怪我して以来、僕は治療のために何時間もかけて理学療法に通っていましたし、バンドは一度も僕をリハーサルに招待してくれませんでした。それが事実です。1月18日にリハーサルの全日程が送られてきて、バンドが僕の復帰を心待ちにしていると書かれたいくつものテキストやメールと共に、翌日にLAまで飛行機で向かいました。それもまた事実です。リハーサルを訪れると、僕は2人の警備員からの歓迎を受け、参加を拒否されることとなりました」

「今週行われる(バンドとして表彰される)ミュージケアーズ・パーソン・オブ・ザ・イヤーとグラミー賞のレッド・カーペットでのフォト・セッションへの参加のみであればと提案してくれたバンドには感謝しています。しかし、僕らの音楽的な貢献が称えられる2つのイベントで代役のドラマーが演奏しているのを観ることは、僕にはとてもつらいものがあります。僕はプロのミュージシャンであり、エアロスミスと共に自分のいるべき場所に戻ることを望んでいます」

「TMZ」はエアロスミスのリハーサルを訪れたジョーイ・クレイマーの参加を警備員が拒否しているところを収めた映像を入手している。映像には警備員がリハーサルを訪れたジョーイ・クレマーに対して、他のメンバーから彼を入室させないように言われていると告げているところが収められている。

当該の映像はこちらから。

エアロスミスは現地時間1月26日に行われる第62回グラミー賞授賞式でランDMCとの共演が控えているほか、グラストンベリー・フェスティバルへの出演やUKツアーを含む複数の公演が今年予定されている。

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