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ラッシュはドラマーのニール・パートが亡くなったことを受けて楽曲の売り上げが2000%以上伸びたことが明らかになっている。

ニール・パートは現地時間1月7日に3年に及ぶ膠芽腫との闘病の末、亡くなったことがニール・パート家のスポークスパーソンであるエリオット・ミンツによって発表されている。

ラッシュのバンドメイトであるゲディー・リーとアレックス・ライフソンは1月10日に声明を発表しており、ニール・パートを「45年以上に及ぶ友人にして魂の兄弟、そしてバンドメイトだった」と評しており、進行性の強い脳腫瘍である膠芽腫の闘いについて「非常に勇敢だった」と述べている。

「ニールセン・ミュージック/MRCデータ」による報告書によれば、ラッシュはニール・パートが亡くなってから数日の間にアメリカでの楽曲のストリーミング再生数が776%上昇したという。

ラッシュは1月10日から13日にかけてバック・カタログの音源や動画が2454万回再生されており、1月6日から9日にかけての280万回という数字から776.4%分アップしている。

当該の期間で最も再生されたバンドの楽曲は1981年発表のヒット曲“Tom Sawyer”で、282万回再生された同曲は1月6日から9日までの69万8000回という数字から305%の伸びを記録している。

また、売上としては楽曲を当該の期間の間に1万9000枚売り上げており、前期間から2304%売り上げを伸ばしている。一方で、アルバムの売り上げでは計測に足らない数字だった前期間の売り上げから1820%伸ばして、6000枚を売り上げている。

一方、フー・ファイターズのデイヴ・グロールとテイラー・ホーキンズはニール・パートの訃報を受けて彼に追悼の意を表している。

「今日、世界はロックンロールの歴史における真の巨人を失いました」とデイヴ・グロールは述べている。「その間違えようのないサウンドで私も含めた無数の人に影響を与え、何世代ものミュージシャンが2本のドラム・スティックを手に取り、夢を追うことになったのです。ドラミングだけでなく、その言葉も含めて、この優しく思慮深く聡明な人は私たちのラジオやターンテーブルを支配してみせたのです」

また、訃報を受けてトゥールがサンディエゴ公演でドラム・ソロを披露して彼に追悼の意を表しているほか、メタリカはラッシュの“Tom Sawyer”をライヴでカヴァーして彼を追悼している。

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