トゥールは先日行ったサンディエゴ公演でラッシュのドラマーであるニール・パートに追悼の意を表している。
ニール・パートは一家のスポークスパーソンであるエリオット・ミンツによって3年に及ぶ脳腫瘍の末に現地時間1月7日に亡くなったことが発表されている。
ラッシュのバンドメイトであるシンガー/ベーシストのゲディー・リーとギタリストのアレックス・ライフソンはニール・パートについて「45年以上に及ぶ友人にして魂の兄弟、そしてバンドメイトだった」と評しており、進行性の強い脳腫瘍である膠芽腫の闘いについて「非常に勇敢だった」と述べている。
これまでスティックを握ってきた中でも最高のドラマーの1人と目されてきたニール・パートには多くの追悼が寄せられているなか、トゥールも追悼の意を表している。
トゥールのドラマーであるダニー・キャリーはカリフォルニア州サンディエゴのイエハス・アリーナで行った公演で、ニール・パートと写った写真をステージの後方に映し出し、ラッシュに寄せたドラム・ソロを披露している。
トゥールはラッシュの“A Passage To Bangkok”も一部分カヴァーしたほか、ステージを去る際のBGMとしてラッシュの“2112”もかけている。
ドラム・ソロの模様はこちらから。
2015年にダニー・キャリーとニール・パートはスチュワート・コープランドに加わる形で共演も果たしている。
一方、フー・ファイターズはインスタグラムで声明を発表しており、ニール・パートを「優しく思慮深く聡明な人」だったと述べている。
「今日、世界はロックンロールの歴史における真の巨人を失いました。その間違えようのないサウンドで私も含めた無数の人に影響を与え、何世代ものミュージシャンが2本のドラム・スティックを手に取り、夢を追うことになったのです。ドラミングだけでなく、その言葉も含めて、この優しく思慮深く聡明な人は私たちのラジオやターンテーブルを支配してみせたのです」
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