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グレタ・トゥーンベリは気候変動を信じるように「洗脳されている」と語ったミート・ローフの発言に反応を示している。

ミート・ローフは現地時間1月3日、現在17歳の環境保護活動家であるグレタ・トゥーンベリについて、気候変動に向けた活動以外のことに時間を費やすべきだと指摘している。

「グレタには同情するよ」と彼は語っている。「彼女は洗脳され、気候変動が起きていると思い込まされているんだ。そんなのは起きていないのにね。彼女は何も間違ったことはしていないけど、自分が真実を語っていると思い込まされているんだよ」

気候変動に対する世界的な運動の顔となり、気候変動に抗議する運動「エクスティンクション・レベリオン」を初めとした多くの抗議活動やストライキを先導する存在となっているグレタ・トゥーンベリは今回、ミート・ローフの発言に次のように応じている。「これはミート・ローフについてではありません。私についてのことでもありません。一部の人々が私をどう呼んでいるかについてでもありませんし、左か右かということでもありません」と彼女は近年の温室効果ガスの排出量を示す投稿を引用する形でツイートしている。

「これらはすべて、科学的な事実なのです。私たちがこの状況に気がついていないということです。すべての注意をこのことに向けない限り、私たちの目標はすぐに手の届かないものとなってしまうことでしょう」

昨年、グレタ・トゥーンベリはノーベル平和賞の候補に名前が挙がっていたほか、『タイム』誌によるパーソン・オブ・ザ・イヤーに選ばれている。ビリー・アイリッシュもグレタ・トゥーンベリに賛辞を送っており、彼女について自身の世代のための「道を切り拓いている」と述べている。

「彼女は自分なりのことをやっていて、彼女と比較されるのは光栄なことだと思ってる」とビリー・アイリッシュは『NME』に語っている。「大人や年配の人たちが私たちに耳を傾けてくれたらと思う。そうすれば、全員が死なないわけだから。年配の人は死ぬから、私たちが死ぬかどうかなんてどうでもいいんだろうけど、私たちはまだ死にたくない」

気候変動に対するグレタ・トゥーンベリの2019年の取り組みに対してはレオナルド・ディカプリオやビョーク、ザ・1975らも賛辞を寄せており、ザ・1975は来たる新作に収録される新曲で彼女とコラボレーションしている。

ミート・ローフは昨年、トーク・イベント中にステージから落下して鎖骨を骨折している。ミート・ローフは2016年にもステージ上で倒れており、健康問題のために二度と歌うことができないかもしれないと語っていた。

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