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ビースティ ・ボーイズは様々な賞を受賞している監督のスパイク・ジョーンズと再びコラボレーションしてフォトブックを出版することが発表されている。

両者の親交は数十年前に遡るもので、スパイク・ジョーンズは“Sabotage”や“Sure Shot”を含む複数のミュージック・ビデオをはじめ、様々なコラボレーションを行っている。

『ビースティ・ボーイズ(原題)』とシンプルなタイトルが付けられた同書はスパイク・ジョーンズにとって初のフォトブックとなっており、256ページにおよぶ同書にはスパイク・ジョーンズが個人的に撮影したビースティ・ボーイズの200枚を超える写真が掲載される。

同書は1990年代初頭の両者の初めてのコラボレーションから1999年発表のベスト・アルバム『ビースティ・ボーイズ・アンソロジー〜サウンズ・オブ・サイエンス』のジャケットに至るまでを「赤裸々で予測不能な舞台裏のリアル」な写真を通して再定義するものになっているという。

同書にはスパイク・ジョーンズが後書きを寄せているほか、メンバーであるアダム・“アドロック”・ホロヴィッツとマイク・“マイクD”・ダイヤモンドも新たにテキストを寄せている。

公式の概要には次のように記されている。「アカデミー賞受賞監督にしてフォトグラファーのスパイク・ジョーンズによる初のフォトブックが刊行される。本書はビースティ・ボーイズやヒップホップ黄金期のすべてのファンのみならず、写真ファンやスパイク・ジョーンズ自身のファンをも魅了するはずです」

「ビースティ ・ボーイズとスパイク・ジョーンズは、東海岸のヒップホップとMTVが黄金期を迎えていた当時にそれぞれの新星として1993年にロサンゼルスで初めて出会いました。3人のMCと若手フィルムメーカーはその後すぐに、彼らのキャリアを通じて続くこととなる絆を築くことになりました」

概要は次のように続いている。「25年の時を経て本書はスパイク・ジョーンズがビースティ ・ボーイズと過ごした時間で撮影した200枚以上におよぶ個人的な写真を初めて掲載するものです。スパイク・ジョーンズが編集と後書きを担当し、ビースティ ・ボーイズのアダム・ホロヴィッツとマイク・ダイヤモンド自身も新たなテキストを寄せた本書には、親しい友人でしか見ることのできないヒップホップ時代の最も偉大なアクトのありのままの姿が収められており、ロラパルーザでのステージから、マイクDのアパートで共作している姿、ミュージック・ビデオの撮影のために老人に扮してバスケットボールのコートに向かう彼ら、ロサンゼルスでアルバムをレコーディングする彼ら、ニューヨークのストリートで戯れている彼らなどを見ることができます」

「“Sabotage”のミュージック・ビデオから『サウンズ・オブ・サイエンス』のカヴァーに至るまで、バンドの最も象徴的なイメージの数々を手がけているスパイク・ジョーンズですが、ここでは赤裸々で予測不能な舞台裏のリアルな姿に焦点が当てられています」

ハードカバー仕様となる『ビースティ ・ボーイズ』はリッツォーリから3月17日に刊行されることが決定しており、現在予約が受け付けられている。

一方、ビースティ・ボーイズは昨年、『イル・コミュニケーション』の25周年を記念した新たなドキュメンタリー映像がオンラインで公開されている。

“Sure Shot”、“Sabotage”、“Get It Together”といった楽曲を収録している通算4枚目の『イル・コミュニケーション』は、彼らのバック・カタログの中でも核をなす作品としてファンに広く知られている。

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