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クイーンのロジャー・テイラーは新年の大英帝国勲章でオフィサーを受章したことが明らかになっている。

今回の受賞者はテリーザ・メイ政権時に決定されたもので、アートやスポーツの世界での有名人の名前が並んでいる。しかし、1092名のうちの72%はそれぞれの分野で功績を残した人物となっている。

クイーンのドラマーとして最も知られているロジャー・テイラーはエイズの啓発活動を行っており、クイーンのヒット曲によるミュージカルを始め、存命の人物でロイヤル・メールの切手になった数少ない人物となっている。

現在70歳のロジャー・テイラーはノーフォークのキングス・リン出身で、ブライアン・メイとクイーンの前身バンドであるスマイルを結成し、“These Are The Days Of Our Lives”、“Innuendo”、“Under Pressure”といった楽曲を作曲し、“Radio Ga Ga”、“A Kind Of Magic”といったヒット曲にも貢献している。

スマイルからクイーンへとバンド名を変えた1970年にはジェネシスにドラマーとして加入する機会があったもののロジャー・テイラーは断っており、代わりにフィル・コリンズが加入している。クイーンで最初にソロに乗り出したのもロジャー・テイラーで、1977年に“I Wanna Testify”をリリースしており、その後も一連のアルバムをリリースしている。

1999年には存命の人物でロイヤル・メールの切手になった数少ない人物となったことで物議を醸すことになった。フレディー・マーキュリーの後ろでドラムを叩く様子が切手となっており、この切手はグレート・ブリトンズというシリーズの一環で発行されている。

1991年にエイズを原因とした気管支肺炎でフレディー・マーキュリーが亡くなったことを受けて、45歳の時にロジャー・テイラーはエイズの啓発活動を始めている。

今年2019年にはロンドンのカムデン・タウンに新たに創設されたミュージック・ウォーク・オブ・フェイムの監修を手掛けている。

クイーンは2018年に伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』が公開されており、音楽伝記映画としての興行記録を打ち立てている。

また、クイーンはフレディ・マーキュリーのように歌えるようになることを目指す新しいアプリを発表している。

『フレディメーター』と題されたこのアプリは、自分の歌がフレディ・マーキュリーの音感、音色、音調といった彼の伝説的な音域にどこまで迫ることができるかを、0から100のスコアで評価するもので、ファンは“Bohemian Rhapsody”、“Don’t Stop Me Now”、“Somebody to Love”、“We Are the Champions”の4曲から1曲を選んで挑戦することができる。

『フレディメーター』のサイトはこちらから。

https://freddiemeter.withyoutube.com/

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