パッション・ピットのフロントマンであるマイケル・アンジェラコスが、作家ブレット・イーストン・エリスのポットキャストでゲイであることを公表し、自らのセクシャリティについて語った後、ファンの支援に感謝を述べている。
マイケル・アンジェラコスは8月に妻と離婚をしたことを発表しているが、今回はブレット・イーストン・エリスにカミングアウトについての苦悩を語っている。
「これまで公には話したことが無かったことを打ち明けるよ」と切り出したマイケル・アンジェラコスは、この話をしていたのは「ごく身近な人々だけに限っていて、そうしていたのは、何て言ったらいいか分からなかったから」だと付け加えている。
彼の妻との関係については、「ストレートになれたらいいのにって狂おしいほど思ったよ。彼女をすごく愛しているからね。2人で離婚を決意したのが最もつらかったことの一つだね」と話している。
そして、妻は離婚した後も「素晴らしく」、彼にカミングアウトするよう励ましてくれたのだという。「正面から向き合っていこうと決めたのは、彼女が背中を押してくれたおかげだとも言える。『あなたがこれ以上自分を嫌いにならないように、あなたのセクシャリティがどうなっているのかをはっきりさせる必要がある』って彼女に言われたんだ」
そして、マイケル・アンジェラコスがこれまでカミングアウトしていなかったのは、目標となるようなゲイの人物がいなかったからだと述べた。「『フォーチュン』誌が選ぶ500社の役員室で権力を握っている男性には(ゲイは)いなかった。そういう人になりたいと思ったわけではないけど、メディアで見聞きする男性はゲイではなかったんだ」
「もしゲイになったら、自分がずっとなりたいと思い描いてきたクールな人物にはなれないってよく考えたよ。そうなるためには、どれだけ自分自身を取り繕えるかにかかっているような気がしてた。ただ、正直に言って、これは意識的に決めたわけじゃないんだけど、少なくともある時点からはこう思い始めたんだ。自分が気にするのを止めるだけで、『こうだろう』や『こうできた』と思っていたことの大半が良くなるんじゃないかってね。今振り返ってみると確実にそうだね」
ポッドキャストの配信後、マイケル・アンジェラコスは「すべてうまくいってるよ……たくさんのあたたかい、支えになるメッセージを今日は受け取ったんだ。僕に手を差し伸べてくれて、優しくしてくれてありがとう」とツイッターに投稿している。
インタヴューの全編が収録されているポッドキャストはこちらから。マイケル・アンジェラコスが自身のセクシャリティについて語っている様子は49分頃から聴くことができる。
http://podcastone.com/pg/jsp/program/episode.jsp?programID=592&pid=564095
マイケル・アンジェラコスが投稿したツイートはこちらから。
everything's going to be okay
— Passion Pit (@passionpit) November 9, 2015
すべてうまくいってるよ
i've received so many kind and supportive messages today. thank you for reaching out and being so kind to me.
— Passion Pit (@passionpit) November 10, 2015
たくさんの温かい、支えになるメッセージを今日は受け取ったんだ。僕に手を差し伸べてくれて、優しくしてくれてありがとう
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