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マイケル・ジャクソンの遺産管理団体はディズニーとの無許可のテレビ・ドキュメンタリーをめぐる17ヶ月に及ぶ係争を解決している。

ディズニーが所有する米テレビ局「ABC」は2018年、マイケル・ジャクソンについてのドキュメンタリー「ザ・ラスト・デイズ・オブ・マイケル・ジャクソン」を放送している。2018年5月、マイケル・ジャクソンの遺産管理団体はディズニーに対して訴訟を起こしている。

訴訟では番組が無許可でマイケル・ジャクソンの遺産管理団体が所有する著作物の「かなりの部分」を使用したと主張されている。これには、マイケル・ジャクソンのミュージック・ビデオに加え、コンサートとドキュメンタリーの映像が含まれているという。

マイケル・ジャクソンの遺産管理団体のスポークマンは米『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「問題は友好的に解決されました」

訴訟の間、マイケル・ジャクソンの遺産管理団体は「ザ・ラスト・デイズ・オブ・マイケル・ジャクソン」の放送の数日前に知らされただけだと抗議していた。彼らはまた、ドキュメンタリーの宣伝材料に使用されているマイケル・ジャクソンのイメージにも異議があり、遺産管理団体の承認があるように見せていると語っていた。

ABCはプロモーション写真を撤回した一方で、ビデオ、コンサートとドキュメンタリーの映像の使用はアメリカ合衆国の著作権法が認める「フェア・ユース」に該当すると主張していた。

現時点で和解の詳細は明らかにされておらず、ディズニーとABCのコメントも得られていない。

この番組は2009年のマイケル・ジャクソンの死をめぐる疑惑を調べたものとなっていて、マイケル・ジャクソンは専属医のコンラッド・マレーによって処方された鎮痛剤のオーヴァードーズによって50歳で亡くなっている。

コンラッド・マレーは2011年に薬物の不適切投与により最大懲役4年の実刑判決を受けており、2年間服役していた。

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