イエローカードはジュース・ワールドの死から1週間半が経ったことを受けて著作権侵害の裁判を再開させている。
イエローカードはジュース・ワールドの“Lucid Dreams”が許可なく2006年発表の楽曲“Holly Wood Die”をサンプリングしていると訴えており、2曲には「事実上同じ」と言える「メロディーの要素」があると指摘している。
イエローカードは12月8日に享年21歳で亡くなったことを受けて裁判の一度止めていた。
『XXL』によれば、イエローカードは1500万ドルの損害賠償を求める裁判を今回再開させている。イエローカードの弁護士はリチャード・ブッシュが務めており、彼は“Blurred Lines”をめぐる裁判でマーヴィン・ゲイ側の弁護士を務めていた。
2曲の音源はこちらから。
ジュース・ワールドの遺産管理団体は2020年2月4日までにイエローカード側に解答しなければならないという。イエローカードは“Lucid Dreams”のプロデューサーであるタズ・テイラー、ニック・ミラ、レーベルのインタースコープ、グレードA・プロダクションも被告としている。
先週、シカゴでは多くのファンがジュース・ワールドを追悼するために集まっている。
22歳のファンであるジェレミー・ヒルは『NME』に次のように語っている。「彼が自分に与えてくれた影響は言い表せないぐらいなんだ」
「僕は落ち込んでいる時に彼にハマって、失恋を乗り越えるのを手助けしてくれたんだ。声なき人々に声を与えてくれたんだ。彼は僕らのうちの1人なんだ」
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