ザ・プロディジーのフロントマンであるキース・フリントはエセックスのある住居に飾られた、彼に追悼の意を表したクリスマスの電飾が話題になっている。
話題になっているのはリック・バートという人物によってブレインツリーにある住居に飾られた電飾で、ブレインツリーはザ・プロディジーが1990年にバンドを結成した場所として知られている。
地元のニュース・サイト「エセックス・ライヴ」によれば、リック・バートは3000個以上の電飾を使用して、ザ・プロディジーの“Out Of Space“や“Warriors Dance”、“Omen”のメロディーにシンクロして点滅する電飾を作っている。
リック・バートはオンラインのソフトウェアを使用して30時間をかけてこのプログラムを完成させたとのことで、プログラムに使用されている音楽のミックスは彼の近所に住む14歳のベン・ウッドが手掛けたという。
「普段はメタルに傾倒しているのですが、ジャンルの間に見事に橋を架けてくれたのがザ・プロディジーでした」とリック・バートは「エセックス・ライヴ」に語っている。「彼らのライヴも観に行ったことがありますが、(キース・フリントが)亡くなったと聞いた時には到底信じられませんでした」
彼は続けて、今は亡きフロントマンに捧げたこの電飾を「バンドのメンバーにも見てもらいたい」と述べている。
このプログラムは今月、ブレインツリーにあるネイリング・ロードで毎晩観ることができるという。ネイリング・ロードではクリスマスの時期になると住民たちによってチャリティのために装飾が行われていることで知られており、リック・バートによれば毎年「数万人もの観光客」が訪れるという。リック・バートは今年、エセックスにあるファーリー・ホスピスに送るための寄付を募る予定だと述べている。
キース・フリントは今年3月にエセックスの自宅で亡くなっているところを発見されている。享年49歳だった。
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