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ロッド・スチュワートは最新作『ロッド・スチュワート・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』が全英アルバム・チャートで首位を獲得したことを祝福するメッセージをツイートして、その中で先の総選挙で勝利を収めた英保守党党首のボリス・ジョンソンを祝福したことがファンの間で物議を醸すこととなっている。

ロッド・スチュワートは『ロッド・スチュワート・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』が現地時間12月13日に発表された全英アルバム・チャートで首位を獲得しており、同週の2位にはロビー・ウィリアムスの『ザ・クリスマス・プレゼント』が、3位にはザ・フーのニュー・アルバム『WHO』がランクインしている。

「多くのファンのみんなに改めて感謝するよ。ファンの存在を当然のように思うことはないわけでね」とロッド・スチュワートはメッセージを始めている。「みんなに神のご加護を、そしてメリー・クリスマス。ロビーもよくやったし、ボリスもよくやった。悪気はないんだ、ピート・タウンゼント」

ロッド・スチュワートはボリス・ジョンソンを祝福したことで物議を醸すこととなっており、彼のファンベースの多くを占めるセルティックFCのサポーターを中心に批判が寄せられている。現地時間12月12日に行われたイギリス下院の総選挙で勝利を収めた保守党党首のボリス・ジョンソンには他の多くのミュージシャンから反感の声が寄せられており、一部のファンはロッド・スチュワートに対して、ボリス・ジョンソンを支持することは彼に流れるスコットランド系の出自に反していると批判している。

オンライン上でのファンの反応は以下の通り。

「あなたのことをレジェンドと呼ぶべきか、そうであったと言うべきか……あなたが祝福したボリスの保守党はフードバンクを増やそうとしているけど、それは医療に従事している人々の家族に食事を提供することなのよ。『サー』ロッドには申し訳ないけど、あなたはエリート階級に近づきつつあるよ。セルティックのファミリーとしてはそのどちらも受け入れないね」

「あなたがセルティックのサンダルを履いているところは二度と見たくないよ」

「この偽善にはただただ驚くよ。あなたは“Grace”を歌ってはいけないし、ナイトの爵位をもらうことも、保守党を支持することだって許されないんだ。決心すべき時だよ」

ロッド・スチュワートは先日、エルトン・ジョンが大規模なフェアウェル・ワールド・ツアーを行うことについて批判して以降、エルトン・ジョンと「口論」中であることを明かしている。

「エルトンのことは本当に大好きなんだけどさ。僕らが口をきいてない時に限るね。僕らは口論をしてきたわけだからね」とロッド・スチュワートはスコットランドのラジオ番組で語っている。

「というのも、彼のツアーについて僕は金目当てだと批判してしまったんだ」

今年3月、ロッド・スチュワートはエルトン・ジョンの「フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード・ツアー」についてアメリカのトーク番組で司会者のアンディ・コーエンに対して「チケットを売ろうというのが鼻についた」と批判していた。

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