ビリー・アイリッシュは米『ビルボード』誌の選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、その受賞スピーチで音楽業界で「道を拓いてきた」女性たちに感謝の意を表している。
17歳のビリー・アイリッシュは現地時間12月12日に、アリアナ・グランデやテイラー・スウィフトに続く形で米『ビルボード』誌が毎年開催している「ウィメン・イン・ミュージック」で「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。
「私がこうやって自分のやりたいことをできるようにしてくれ、私やあらゆる世代の女性たちのために道を拓いてきたすべての女性に感謝します」と彼女は語っている。「そうした女性がこれまで、やるべきではないと思われていたことをやってくれたことで、私の人生は歩みやすいものとなり、やりたいことをやり、なりたい自分でいられるようになったのです」
スピーチの中でビリー・アイリッシュはこの日「ウーマン・オブ・ザ・ディケイド」を受賞したテイラー・スウィフトにも言及している。テイラー・スウィフトは自身のスピーチで2014年に「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞したことに触れており、当時のスピーチで未来の女性ミュージシャンに目を向けるよう自身の考えを述べていた。
「先程のテイラーのスピーチで言おうとしていたことを半分くらい言われちゃったんですが」とビリー・アイリッシュは続けている。「2014年にこの賞を彼女が受賞した時、彼女はこんなようなことを言っていました。『今、未来のウーマン・オブ・ザ・イヤーはピアノのレッスンを受けてたり、合唱団にいたりする。我々に必要なのは彼女たちの面倒をみることです』。当時、私は11歳で、合唱団にいて、ピアノの弾き方を習っていたのですが、あなたはそんな私に目を向けてくれたのです。本当にありがとう」
先日、ビリー・アイリッシュは自分が「クールで興味深い存在」として見られるようになるとは思ったことがなかったと語っていた。
「今はクールだと思われている若い女性たちがたくさんいるけれど、自分の将来にとても不安を感じていた年のことを覚えているわ」と彼女は語っている。
「私は女性だったから、誰も自分のことをクールだとか、興味深い存在だって思ってくれないんじゃないかって心配していたの。私なんて至って普通で、取り留めのない存在だって思われるんじゃないかってね。実際、そう思っている人もたくさんいるだろうけど、だから何って感じよ」
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