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映画監督のダニー・ボイルは、デヴィッド・ボウイをテーマにしたミュージカルの企画を本人から却下されて落胆したと語っている。

『トレインスポッティング』や『スラムドッグ・ミリオネア』、『28日後』といった作品で知られるダニー・ボイルは、長いことデヴィッド・ボウイの人生とキャリアに基づいたミュージカル映画に取りかかっていたが、最終的にはボウイから音楽の使用を断られたという。

『ラジオ・タイムズ』に対して、ダニー・ボイルは断られたことについて「深く悲しんでいる」と説明しており、このプロジェクトを「本当に熱望していた」と述べている。

ダニー・ボイルは、日本では2016年2月に公開される『スティーブ・ジョブズ』について「断念することになったデヴィッド・ボウイの脚本で残った心の穴を埋める」ために撮影したとしている。

一方、デヴィッド・ボウイ自身は、『ラザラス』と題された『地球に落ちて来た男』をベースにした舞台の脚本も共同で手がけており、この舞台には「デクスター 〜警察官は殺人鬼」で知られるマイケル・C・ホールが出演し、デヴィッド・ボウイの新曲も使用される見込みだという。

デヴィッド・ボウイは通算25作目となるニュー・アルバム『ブラックスター』を自身の69歳の誕生日である2016年1月8日にリリースする。アルバムに先立って、ニュー・シングルが11月20日に公開される。

『ザ・タイムズ』によれば、45分の長さだという『ブラックスター』には7曲が収録される。アルバムのタイトル・トラックでシングルである楽曲は10分の長さがあるとのことで、「グレゴリア聖歌、ソウルのパート、エレクトロニックなビートと電子音、ボウイの唯一無比のヴォーカル」が収録されているという。

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