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リゾはファンに向けたツイートの中で苦しみの原因に目を向けるのではなく、「自分をいたわる」ことが大切だと述べている。

リゾは今年4月にメジャー・デビュー・アルバム『コズ・アイ・ラヴ・ユー』をリリースしており、2020年の第62回グラミー賞では8部門での最多ノミネートとなっている。

2017年に発表した“Truth Hurts”が全米シングル・チャートで今年になって1位を獲得するなど、遅咲きの成功で知られるリゾだが、ソーシャル・メディアでメンタル・ヘルスについて自身の見解を述べている。

「つま先をぶつけた時、どう感じるかを考えてみて。痛いわ。でも、最終的に痛みは引いていく」と彼女はツイートを始めている。「痛みとは一時的なものなの。それで残る感情が問題なの。普段の自分がどんな人間なのかに注意を向けて、自分をいたわってあげて」

彼女はツイートを次のように締めくくっている。「だって、痛みが消えた後も、それこそがいつものあなたってことだから」

リゾは以前、パフォーマンスをする前によく不安に襲われていたが、緊張を和らげるのではなく、よりよいアーティストになるためにそれを利用していると語っている。

「公演の前にものすごく不安になる時はどんどん激しくしていって、パフォーマンスをする時に爆発させるの。なぜかは分からないけど、不安がパフォーマーとしてのアーティストしての自分に火を点けてくれるの。みんながそうって訳じゃないのは分かるけどね」

「分からないけど、私の身体が絶望から逃れようと不安のための場所を探す、もしくはその使いみちを探すみたいな感じで、そうしているのよ」

また、リゾは自身が30歳近くで人気を獲得したことについて感謝の気持ちがあるとして、もし20代のままだったとしたら、世間の注目をうまく対処することはできなかっただろうと語っている。

「もし私が現在21歳だとしたら、大きな不安とかパニック障害に襲われて、日常を維持できないと思うわ。でも、神様ありがとう。私の旅路は、すべてセルフケアにまつわるものだし、自分を愛すること、自分をいたわることを知るものだったわ。だって、それがアーティストにとって何よりも重要なことだから」

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