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AC/DCは1980年にリリースされた代表作『バック・イン・ブラック』が全米レコード協会(RIAA) によって25xマルチ・プラチナ・ディスクに認定されている。

『バック・イン・ブラック』は1980年7月25日にアメリカでリリースされており、同作はリード・シンガーを務めていたボン・スコットが亡くなり、代役としてブライアン・ジョンソンが加入した後でリリースされた初のアルバムとなっている。ボン・スコットは同作がリリースされる数ヶ月前となる1980年2月19日に亡くなっている。

『バック・イン・ブラック』は1980年に初めてプラチナに認定された後で、2007年12月には22xプラチナに認定されていた。全米レコード協会は同作を史上4番目に多く売り上げたアルバムとして認定しており、同作の2500万枚という売り上げは、3800万枚を売り上げたイーグルスの『グレイテスト・ヒッツ 1971-1975』、3300万枚を売り上げたマイケル・ジャクソンの『スリラー』、2600万枚を売り上げたイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』に次ぐものとなっている。

ブライアン・ジョンソンは以前、バハマで『バック・イン・ブラック』を制作していた当初は同作がどれほどの成功を収められるかについては見当もつかなかったとして次のように語っている。「すごく精神を消耗させてしまったんだ。果たしてこれがいい出来なのか、それとも悪い出来なのかも分からなかったくらいでね」と彼は「ザ・パルス・オブ・ラジオ」に語っている。

「バハマはおろか、アメリカの周辺に初めて行った時(にレコーディングした作品)だったわけでさ。すべての文化に魅了されていたことを覚えているよ。自分が何をしているのかも理解していなかったんだ。僕はラッキーだったんだよ。思うに、少しだけラッキーだったんだ」

一方、ブライアン・ジョンソンは先日、AC/DCに復帰してニュー・アルバムに取り組んでいるとする噂に関するさらなる情報が著名なアーティストらによってもたらされている。

ベヒーモスのネルガルは一連の噂を認める発言をしており、彼は「ラウドワイヤー」に次のように語っている。「マルコム・ヤングの音源と共にAC/DCのニュー・アルバムが制作されていることは知っているよ。実現するよ。(バンドの現時点での最後のアルバムとなっている2014年発表の)『ロック・オア・バスト』からのアウトテイクなんだけどね。俺が何を期待しているか?っていうと、あれ以上のものもあれ以下のものも期待してないよ。あのリズムと、アンガス(・ヤング)とマルコムのギターを聴かせてほしいね。それ以上のものは要らないからさ。(ブライアン・ジョンソンも)バンドに戻っているんだよ」

また、トゥイステッド・シスターのディー・スナイダーもツイッターで一連の報道を認めており、彼は2014年に薬物所持とスタッフへの殺人教唆の罪で逮捕されて脱退していた元ドラマーのフィル・ラッドを含むメンバーでバンドが再結成したと述べている。

ディー・スナイダーはファンへの返信として次のようにツイートしている。「マルコム・ヤングは亡くなってしまったけど、生前に彼がレコーディングしていた音源と共に現存する4人のメンバーたちが再結成したんだ。マルコムの甥のスティーヴィー・ヤングが彼の代役を務めるよ(彼はこれまでにも何度か参加してきたんだ)。オリジナル・バンドに限りなく近づいていると言えるね」

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