ベックはロサンゼルスのキャピトル・レコーズで行われるライヴが日本時間の本日13時より生中継される。
ベックは通算14作目となるニュー・アルバム『ハイパースペース』が先月リリースされている。
新作『ハイパースペース』は先行リリースされていた“Saw Lightning”やシングル“Uneventful Days”など、全11曲中7曲がベックとファレル・ウィリアムスの共作・共同プロデュース作品となっている。
「彼とレコードを作りたいとずっと思っていたんだ」とベックは『NME』に語っている。「何年も前から友達だったし、2012年に会ったときに何か音楽を作ろうという話をしたんだ。だけど、当時は結局、彼はダフト・パンクとの曲とか、あとは“Blurred Lines”や“Happy”に取り組んでいたわけでね」
2人が本格的にコラボレーションに取り組み始めたのは、ファレル・ウィリアムスがベックに N.E.R.D.の新作に参加して欲しいと頼んできたときからだという。「そこから僕たちは楽曲を共有したり、一緒に曲を書いたりして、今回のプロジェクトに取り組むようになったんだ」とベックは語っている。
「『カラーズ』のツアーが終わって数曲アイディアがあったから、このプロジェクトを始めるきっかけが本気で欲しくなってね」とベックは続けている。「ファレルは本当に忙しい時期だったけれど、僕が一緒にやれる機会を用意してくれたんだ。初めはシングルかEPの予定だったよ。ところがここでたくさんの曲ができちゃって、僕ら2人とも驚いていたよね」
「あんな形で曲ができるとは思っていなかったよ。“Drop It Like It’s Hot”みたいな曲を想定していたんだけどね」とベックはファレル・ウィリアムスとの作業について語っている。「彼のほうは僕とはちょっとしか時間を取れないことを意識して、シンガーソングライター的な曲をやる必要があると強く感じていたみたいなんだよ。だから、もっといろんな方向に向かって行ったんだ」
彼は次のように続けている。「今回の楽曲ではプロダクションが大掛かりにならないように本当に気をつけたんだ。シンプルで、息遣いが聞こえるようなものにしようと思ってね。ファレルはミニマリストの達人だよ。僕のほうはプロダクション面ではちょっとやり過ぎてしまうところがあってさ。僕は同時に聞こえるトラック数が140あっても、それらを共存・競合させようとしちゃう癖があるんだ。だから、自分を変えて、もっとシンプルになるように強く心がけたね」
新作のストリーミングはこちらから。
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