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スティングは現地時間12月8日にシカゴで21歳で亡くなったジュース・ワールドに追悼の意を表している。

ジュース・ワールドは「救急医療」を受けた後にシカゴ空港で亡くなったことが地元当局によって明らかになっている。

「TMZ」によれば、カリフォルニア発の飛行機に乗っていた本名をジャラド・アンソニー・ヒギンスというジュース・ワールドはシカゴに着陸した後で間もなくして発作を起こしたという。地元当局によれば、彼らは現地時間12月8日午前2時に空港に急行して彼に応急措置を施し、その後で彼をアドヴォケイト・キリスト病院に搬送している。

イリノイ州のクック郡検視局はその後、『ニューヨーク・タイムズ』紙に発表した声明でジュース・ワールドが亡くなったことを認めている。

ジュース・ワールドの訃報を受けて彼の友人やコラボレーターを初めとした多くのアーティストらがソーシャル・メディアで彼に追悼の意を表しており、トラヴィス・スコットやチャンス・ザ・ラッパー、ミーク・ミルらが彼を追悼するメッセージを寄せている。

ジュース・ワールドのヒット曲“Lucid Dreams”に自身の1993年の楽曲“Shape of My Heart’”がリワークされて使用されているスティングは今回、若くして亡くなったジュース・ワールドに追悼の意を表している。

「音楽の世界にとってのあまりに悲しい喪失だよ。大きな可能性と、ユニークで掛け替えのない才能を持った若い命を失ったんだ」とスティングは『NME』に発表した声明で述べている。「僕にとって、“Lucid Dreams”は数ある“Shape of my Heart”を書き換えたもののなかでもお気に入りで、この曲は今後何年にもわたって聴かれ続けていくはずだよ。心からの哀悼の意を家族に送るよ」

スティングはインスタグラムにもジュース・ワールドの写真を投稿して、キャプションで次のように述べている。「才能あるジュース・ワールドというアーティストを悲しくも失ってしまったんだ。僕の思いは彼の家族や友人たちと共にある」

スティングは以前、“Lucid Dreams”から受け取っているロイヤリティについて「孫たちが大学に通うことができる」ほどだと冗談を飛ばしている。スティングについては85%のシェアを受け取っているとされていた同曲のロイヤリティをめぐって、さらなる支払いを求めてジュース・ワールドに対して訴訟を起こしたことが報じられていた。

ジュース・ワールドは以前、『NME』に対してスティングは報じられている以上のシェアを受け取っているとした上で、そのことは気にしていないとして次のように語っている。「俺としては、そんなのは気にしていないんだけどね」と彼は語っている。「いずれにせよ、お金は入ってくるんだからさ。お金のためにやっていないのであれば、人々もそれを分かってくれるわけでね。俺としては、スティングが俺の音楽を美しいと言ってくれたということ(が大切)なんだ。彼が俺のバージョンでこの曲をパフォーマンスしてくれたという事実がね」

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