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マッシヴ・アタックは気候変動についての研究機関との取り組みとしてリヴァプールで「低排出量の二酸化炭素」による公演を行うことを発表している。

このコンサートは来夏開催予定とのことだが、会場や詳細な日程についてはまだ発表されていない。

公演は経済面からポジティヴな変化をもたらすことを目的とした新たな国際的取り組み、グッド・ビジネス・フェスティバルの一環として行われる。

先日、マッシヴ・アタックは自身のライヴ活動をカーボン・ニュートラルまたは、それに近づけた形で行っていくことを発表している。これはバンド、クルー、移動、ケータリング、マーチャンダイズ、プロダクション、そして会場までの観客の移動における二酸化炭素の影響を「劇的に削減」する取り組みだという。

マッシヴ・アタックはマンチェスター大学の研究機関である「ティンダル・センター・フォー・クライメート・チェンジ・リサーチ」に二酸化炭素の使用量のデータを提供することを発表している。

今回発表されたリヴァプール公演のほか、来たるヨーロッパ・ツアーのデータをマッシヴ・アタックはセンターに提供する予定となっている。

ロバート・デル・ナジャはリヴァプールのイベントについて次のように述べている。「低炭素社会への移行の中で直面する問題に対して社会的/科学的解決策を模索していくことを楽しみにしています。このプロジェクトはエネルギーやテクノロジー、移動、立案の分野で新しく進歩的な人々や考え方と取り組む機会を与えてくれるものです」

彼は次のように続けている。「大きなスケールの音楽イベントはチケットで疑問の余地があるスポンサーを抱えていたり、時に意義ある変化への熱意がほとんどなかったりしたことがありました。今回のことは、そうしたものへの関与に続くものです」

ティンダル・センターの教授長のカーリー・マクラフランは次のように述べている。「気候問題における緊急性は理論から実践への急激な変化を必要としています。リヴァプールのイベントは違う組織が共になって音楽のライヴ・イベントの影響について再度見直す素晴らしい機会を与えてくれるものです」

「このコラボーレーションによる実践的学習のアプローチは、手早く簡単な方法は何か、そして、困難な試練に取り組むのに一緒に取り組まなければいけないことは何か、という点で現実世界での取り組みを可能にしてくれます」

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