スレイヤーはフェアウェル・ツアーの最終公演を行い、終演後もおよそ10分間にわたってステージに留まってファンに感動的な別れを告げている。
スレイヤーは2018年5月より最後となるツアーをスタートさせ、UKでも一連の公演を行っている。彼らは今月より「ザ・ファイナル・キャンペーン」と銘打ったフェアウェル・ツアーの最後の日程で北米でツアーを行っていた。
スレイヤーは現地時間11月30日にカルフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムでフェアウェル・ツアーの最後となる公演を行っている。この日の最後に披露されたのは“Angel of Death”で、バンドは同曲を演奏した後でおよそ10分間の時間を取り、約40年に及ぶツアーとしてのキャリアの締めくくりを惜しんでいる。
「ありがとう。心から感謝しているよ」とベーシストでシンガーのトム・アラヤは演奏後に語っている。「俺たちと時間を共有してくれてありがとう。時間はかけがえのないものだ。俺たちと時間を共有してくれたことに感謝しているよ」
「みんなのことが恋しくなるね。一番大切なこととして、俺の人生の一部になってくれたことに感謝したい。ありがとう」とトム・アラヤは続けている。「おやすみ。みんな無事でいてくれ」
観客が撮影したスレイヤーの最後となるパフォーマンスの模様はこちらから。
一方、スレイヤーのマネージャーであるリック・セールスは近い将来のうちにバンドの再結成が実現しそうな「気配はまったくない」と語っている。
以前、バンドがフェアウェル・ツアー後も存続していく可能性を示唆していたリック・セールスだが、彼は次のように語っている。「(再結成が実現しそうな)気配はまったくないね……ツアーを眠りにつかせようとしているんだ。(今後のプロジェクトについては)いくつかアイディアはあるにせよ、まだ何も決めていないんだ」
「今の彼らは終わりに向かうことで頭がいっぱいになっているからね。想像するに、気持ちに訴えかけることだろうしね。自分にとってもそうだよ……彼らはすごく長くやってきたわけでね。それで『オーケー、これで十分だ』と言うことにしたんだ」
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