エミネムは自身の楽曲を入場曲に使うと選手が負けやすいとする集計結果を示したスプレッド・シートがUFCの情報サイトで公開されている。
格闘技情報サイト「シアドッグ」のメンバーで、今回のスプレッド・シートの制作者である「jei」は以前、エミネムの楽曲を入場曲に使用した選手たちの勝率が44.93%であることを2016年に明らかにしていた。今回、「jei」はエミネムの楽曲が入場曲に初めて使用された2005年2月5日の試合から、2019年11月17日に、エミネムの“Lose Yourself”で入場したアンドレ・ムニスがアントニオ・アロヨに勝利を収めた「UFCファイト・ナイト164」の最新試合まで、3年分のデータを追加して計189試合を集計した新たな統計を公開している。
「jei」は以前、エミネムの楽曲とUFCの試合結果の関連性について次のように説明している。「これは私がこれまでまとめてきたUFCにおける入場曲と試合結果の関連についてのデータベースの集大成だと言えます」
「2012年にも一度『エミネムの呪い』を提唱していたのですが、それ以降もデータを集め続けていました。データの移行のために当時のスレッドは削除されてしまったため、正確な時期は覚えていないのですが、少なくとも2012年7月よりも前のことでした」
「御存知でない方々のために説明すると、エミネムの楽曲を入場曲に使うUFCの選手は負けやすいという都市伝説がありました。私はその呪いを実際に調べてみたいと思ったのです」
現地時間11月17日に行われたUFCファイト・ナイト164の試合までの集計で、エミネムの楽曲を入場曲に使用して闘った選手たちの戦績は86勝98敗3分となっており、現時点での勝率こそ2016年の44.93%をわずかに上回っているものの、依然としてエミネムの楽曲を入場曲に使用した際は負けやすいことがデータで示されている。
「jei」によってまとめられたスプレッド・シートはこちらから。
https://forums.sherdog.com/threads/the-eminem-curse.3257953/
アーティストとスポーツにまつわる説としては他にも、試合前にドレイクと会うと負けやすいとする「ドレイクの呪い」と名付けられた都市伝説がバスケットボールやアメリカン・フットボール、サッカー界隈で広まっている。
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