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ビリー・アイリッシュは6部門でノミネートされている2020年の第62回グラミー賞について1つも受賞できないと思っていると語っている。

ビリー・アイリッシュは2020年の第62回グラミー賞で最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀アルバム賞、最優秀新人賞の主要4部門を含む6部門にノミネートされている。

最年少で主要4部門全部門にノミネートされるという快挙を達成しているビリー・アイリッシュだが、自身では来年のグラミー賞を受賞できるとは考えていないという。

ビリー・アイリッシュは出演したイギリスのラジオ局「キャピタルFM」の番組「ブレックファスト ・ショウ」の中で、ノミネートされた「6部門のうち、何部門を受賞することができると思うか」という質問に答えている。

「ゼロでしょうね」と彼女は応じている。「本当よ、誓うわ。空気を悪くしようとしているわけでも、『あなたなら大丈夫よ!』ってことを言われたいわけでもなくて、自分はそんなに良くないって思っているの」

ビリー・アイリッシュは次のように続けている。「ノミネーションされたことには感謝しているわ。グラミー賞は毎年、家族全員で観ているの。でも、笑えるわ。ようやく選ばれることができたっていうところで、既に成功を収めている人たちと競争しなきゃいけないんだからね」

続けて、自身でなければ誰に受賞してほしいかと訊かれると、ビリー・アイリッシュは「アリアナ・グランデ」の名前を挙げている。「彼女は人生で一番最悪な1年を過ごしながら、あれだけのことをやったんだからね。すごいことだと思う」とビリー・アイリッシュはアリアナ・グランデについて語っている。

アリアナ・グランデは2018年に元恋人であるマック・ミラーの死を経験しているほか、2017年5月22日には自身のマンチェスター・アリーナでの公演が自爆テロの標的となって22人が犠牲になるなど、ここ数年の間に多くの悲劇を経験している。

「彼女はあんなにもつらいことを経験したのにマイクを持ってステージに立っているわけでね。私には信じられないわ」とビリー・アイリッシュは続けている。

アリアナ・グランデは“7 rings”で最優秀レコード賞に、『thank u, next』で最優秀アルバム賞にノミネートされているほか、計5部門にノミネートされている。

ビリー・アイリッシュのインタヴューはこちらから。

一方、ビリー・アイリッシュの兄でコラボレーターのフィニアスは先日、彼女の来たるセカンド・アルバムについて新たな方向性に挑戦した「実験的」なものになると語っている。「何かを少しでも変えようとしなければ、進化することはできないと思っているからね」と彼は来たる新作について語っている。

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