ベックは新たなインタヴューの中で現在はサイエントロジーの一員ではないと語っている。
11月22日に通算14作目となる最新作『ハイパースペース』をリリースしたベックは20年来にわたってサイエントロジーとの関わりがあったことで知られている。ベックは2008年に父親がサイエントロジーの教えを実践していたことを明かして、その影響で常にサイエントロジーは身近にあったと語っていた。
しかし、ベックは今回、新作について語った『シドニー・モーニング・ヘラルド』紙による新たなインタヴューで次のように語っている。「僕がサイエントロジストであるという思い違いがあると思うんだ。僕はサイエントロジストではないんだよ。繋がりも関係も一切ないからね」
「長年にわたって父がサイエントロジストであったことは確かだけど、僕は人生のほとんどの期間において音楽や仕事に注力してきた。自分自身のことに集中するようにしてきたんだ。(噂は)あくまで人々が語ってきたことなんだよ」
かつてはサイエントロジーに入信していたことを認めていたベックだが、彼はサイエントロジストであることを公言している俳優のトム・クルーズやジョン・トラヴォルタといった他の著名人のように、公の場でサイエントロジーを喧伝したことはなかった。また、ベックは自身をユダヤ人だと考えていることでも知られている。
ベックは今年2月に2004年から連れ添っていた前妻のマリッサ・リビシと離婚しているが、彼女もまたサイエントロジストであることで知られている。
ベックは『NME』との新たなインタヴューでもスピリチュアリティについて言及しており、彼は次のように語っている。「八方塞がりに感じているような時だったり、苦しみを抱えるような時にでも僕らを癒してくれるようなものがあるわけでね。情熱だったり、趣味のようなものが僕らに目的を与えてくれるんだ」
「最後にどうなるかなんて誰にも分からないわけでさ。そのことに対する考え方だったり、信条は誰しもが持っているものだと思うけど、最後は無になる可能性だってあるわけでね。究極的には、僕らはそうした不測のものを共有していると言えるんだ。何かを築いたり、他の人の上の地位に立ったりだとか、その人がいかに人生を歩んできたかには関係なく、最後にみんな、平等になるんじゃないかと思うんだ」
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