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マイケル・ジャクソンは新たに改定された法律によってドキュメンタリー『ネバーランドにさよならを』で性的虐待を告発している2人の男性による訴訟が法廷入りする可能性があることが明らかになっている。

ドキュメンタリー『ネバーランドにさよならを』は幼少期にマイケル・ジャクソンから性的虐待を受けたと主張するウェイド・ロブソンとジェームズ・セーフチャックの2人の男性の証言に焦点を当てたもので、2人は2013年にマイケル・ジャクソンの遺産管理団体を相手取って起こした訴訟が2017年に棄却されたものの、今回、裁判が改めて再開する可能性が浮上してる。

ウェイド・ロブソンとジェームズ・セーフチャックの2人は2017年に出訴期限法によって時効となったために棄却された判決に対して控訴しており、以来、控訴裁判所で判決が保留となっていた。

「TMZ」によれば、カリフォルニア州の控訴裁判所は今回、2017年の判決を覆すような仮決定を下したという。ウェイド・ロブソンとジェームズ・セーフチャックによる訴訟が2017年に棄却された際の判決では、性的虐待に関連した民事訴訟/刑事訴訟に定められていた出訴期限を超えていたことがその1つとなっていた。しかしながら、カリフォルニア州の出訴期限法についてはその後、改正が行われており、児童に対する性的虐待に関連した訴訟の出訴期限が延長されている。

もしも裁判所が2017年の判決を覆すことを決めれば、ウェイド・ロブソンとジェームズ・セーフチャックは2013年の時と同様、マイケル・ジャクソンの遺産管理団体を相手取って数百万ドルの訴訟を起こすことが可能になる。

マイケル・ジャクソンの遺産管理団体や彼の家族は彼に向けられた性的虐待を否定しているほか、マイケル・ジャクソン自身も2009年に亡くなるまで、自身に向けられたいかなる疑惑も否定していた。

一方、マイケル・ジャクソンは新たにスタートしたウォルト・ディズニー社のストリーミング・サービス「Disney+」で配信されている「ザ・シンプソンズ」のバック・カタログから出演していたエピソードが削除されている。

「ザ・シンプソンズ」の制作陣は今年3月、マイケル・ジャクソンが『ネバーランドにさよならを』で言及されている性的虐待疑惑をめぐって物議を醸していることを受けて、1991年に放送された彼が出演しているエピソードを削除することを発表している。「ザ・シンプソンズ」の脚本家であるアル・ジーンは過去に同作にゲスト出演したマイケル・ジャクソンについて、番組を「少年たちを手なづける」一環として使ったのではないかと指摘している。

一方、マイケル・ジャクソンは今年、死後に最も稼いだ著名人のランキングで7年連続となる首位を獲得している。

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