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オアシスの初期のジャケット写真を手がけたことで知られるマイケル・スペンサーは“Wonderwall”のジャケット写真を撮影した時のことを振り返り、当初はリアム・ギャラガーの写真を使用することを想定していたものの、ノエル・ギャラガーからそのアイディアを却下されたと語っている。

シェフィールド出身のフォトグラファーであるマイケル・スペンサーは、『ディフィニトリー・メイビー』や『モーニング・グローリー』を初めとしたオアシスの1997年までのすべてのシングルやアルバムのジャケット写真を手がけている。

今回、マイケル・スペンサーはリアム・ギャラガーと共に歩いてロンドンのプリムローズ・ヒルに“Wonderwall”のジャケット写真を撮りに行った際、黒塗りのタクシーが「目の前で急停車した」時のことを振り返っている。

マイケル・スペンサーは『デイリー・ミラー』紙に対してノエル・ギャラガーがタクシーから降りてきたことを明かして、彼から「“Wonderwall”はラヴ・ソングであり、女性についての曲なんだ」と言われたとし、リアム・ギャラガーの写真を使用しないように言われたと語っている。

1995年にリリースされたシングル“Wonderwall”のジャケットには最終的にクリエイション・レコーズで働いていた女性従業員の写真が起用されている。

同じインタヴューの中で、彼は1997年発表のアルバム『ビィ・ヒア・ナウ』のジャケット写真の撮影時のことも振り返っており、当初は夜の時間帯に撮影した写真をジャケットにしようとしていたものの、夜に撮影する頃には撮影現場が「カオスな状況」になってしまっていたとして次のように明かしている。

「夜になる頃には、現場が完全にカオスな状況になってしまっていてね。バンドも完全に泥酔してしまっていて、発電機も壊れてしまっていたし、フィルムも露出不足になっているという状況だったんだ」とマイケル・スペンサーは明かしている。

「最終的には、昼間の時間帯に撮影した写真を使うことにしたんだ」

マイケル・スペンサー・ジョーンズは『ディフィニトリー・メイビー』が今年で25周年を迎えたことを記念して、11月22日から来年1月12日にかけてロンドンで「マスタープラン25」と銘打った展覧会が開催されることが決定している。

一方、リアム・ギャラガーは現地時間11月11日にカーディフで行った公演からUKアリーナ・ツアーをスタートさせている。リアム・ギャラガーはこの日の公演で”Acquiesce”や“Supersonic”、“Roll With It”を初めとしたオアシス時代の一連の楽曲を元オアシスのボーンヘッドと共にパフォーマンスしており、“Gas Panic”を2002年以来、17年ぶりに演奏している。

ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズは11月14日に今年3作目となるEPより新曲“Wandering Star”が公開されている。

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