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アイアン・メイデンのベーシストであるスティーヴ・ハリスはジューダス・プリーストとジョイント・ツアーを行う可能性について言及して「やらない理由はない」として実現に前向きな姿勢を示している。

ジューダス・プリーストのシンガーであるロブ・ハルフォードは先日、「コンシークエンス・オブ・サウンド」によるインタヴューの中で、アイアン・メイデンとジョイント・ツアーをやりたいとして次のように語っていた。「2組ともやりたがるんじゃないかな……そういうのはタイミングがすべてだからね。僕らはよき友人同士なんだ」

今回、スティーヴ・ハリスは衛星ラジオ局「シリウスXM」の「トランク・ネイション」に出演して、ジューダス・プリーストとジョイント・ツアーを行う可能性はあるかという質問に答えている。

「面白いことに、俺の目にも(ロブ・ハルフォードの発言は)入っていてね。それから、(ジューダス・プリーストのベーシストである)イアン・ヒルもそれについて何か言っていたっていうことを今日、誰かから聞いたんだ」とスティーヴ・ハリスは応じている。

「まあ、分からないけどさ。そういうものが実現するためには、マネージメントが協議しなければいけないだろうからね。まあ、けど、やらない理由はないよ。ファンの後押しがあれば実現に繋がるかもしれないしね。まあ、様子を見てみよう」

番組の中で、スティーヴ・ハリスは『黄金のスペクトル』を引っ提げたジューダス・プリーストの1981年の北米ツアーでアイアン・メイデンがサポート・アクトを務めた時のことも振り返っている。

「いい思い出がたくさんあるよ」とスティーヴ・ハリスは当時について語っている。「『黄金のスペクトル』のアルバムは大好きなんだ。このアルバムをプリーストのお気に入りのアルバムとしては挙げない人たちも中にはいると思うんだけどさ。俺が思うに、それは(同作のツアーで彼らと共に)ツアーに出たことがないからだと思うんだよね。俺は本当に気に入ったんだ」

先日、ロブ・ハルフォードは「コンシークエンス・オブ・サウンド」によるインタヴューでジューダス・プリーストとアイアン・メイデンの間の健全なライバル関係を次のようになぞらえている。「(NFLの)アリゾナ・カージナルスと(オークランド・)レイダースのようなものだよ。もしくは、(NBAの)フェニックス・サンズとゴールデンステート・ウォリアーズのようなさ。そういう類の、いいライバル関係なんだ。楽しいライバル関係なんだよ」

「どちらのバンドも、メタルの全盛期にはお互いのことを好いていなかったと思うけどね。ジューダス・プリーストとアイアン・メイデンが一緒にやるとなれば、きっとスペクタクルなイベントになるはずだよ」とロブ・ハルフォードは続けている。

アイアン・メイデンは2020年5月に来日公演を行うことが決定している。

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