ビー・ジーズは映画『ボヘミアン・ラプソディ』のプロデューサーによって伝記映画の制作が進められていることが明らかになっている。
「デッドライン」の報道によれば、フレディ・マーキュリーとクイーンの伝記映画である『ボヘミアン・ラプソディ』でプロデューサーを務めたグレアム・キングは、パラマウント・ピクチャーズや制作会社のシスターと共にビー・ジーズの伝記映画の制作に着手しているという。
また、「ハリウッド・レポーター」によれば、『ボヘミアン・ラプソディ』でグレアム・キングと共に仕事をしたアンソニー・マッカーテンがビー・ジーズの伝記映画で脚本を担当するという。
映画の脚本やキャスティングにはまだ取り掛かられていないものの、パラマウント・ピクチャーズはグレアム・キングの代理としてギブ家の遺産管理団体からビー・ジーズの楽曲の権利を購入したことが報じられており、来たる伝記映画に向けてビー・ジーズの膨大なバック・カタログの使用権を取得したものと見られている。
バリーとロビン、モーリスの3人のギブ兄弟によるビー・ジーズは1950年代にオーストラリアでキャリアをスタートさせた後で、ザ・ビートルズのマネージャーであるブライアン・エプスタインに見出されてイギリスでの活動をスタートさせている。
その後、ビー・ジーズは1970年代に一時的に解散をした後で、再びUKヘと戻って映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックのレコーディングに取り掛かっている。ジョン・トラヴォルタが主演を務めた同作のサウンドトラックは1977年11月に映画が全米公開された後で15xプラチナを獲得しており、同作の成功は世界的なディスコ・ブームの到来に繋がることになった。ビー・ジーズはアメリカでも2年以内に6曲でシングル・チャートの首位を獲得するなど、成功を収めている。
ギブ兄弟は1988年に悲劇に見舞われることとなっており、この年に弟でシンガーのアンディを30歳の若さで亡くしている。その後、ビー・ジーズはモーリス・ギブが2003年に亡くなっているほか、彼の双子であるロビン・ギブが2012年に亡くなっている。
一方、グラミー賞は2017年にザ・ビー・ジーズによる『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックの40周年を記念したコンサートを開催している。
ロサンゼルスで開催されたこのコンサートではバリー・ギブのほか、セリーヌ・ディオンやジョン・レジェンド、キース・アーバンといったアーティストらが『サタデー・ナイト・フィーバー』からの楽曲をパフォーマンスしている。
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