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ザ・1975のフロントマンであるマット・ヒーリーはイランで16年の懲役刑が言い渡されている10代の少女への支持を示している。

イランに住むヤサマン・アリヤニは、イラン国内を走る電車の女性専用車両で、着用が法律で義務付けられているヘッドスカーフのヒジャブを母親と共に外しているところを収めた動画が拡散されたことをきっかけに、当局に逮捕され、「堕落や売春を誘発し、助長」しているとする容疑がかけられている。

今回、マット・ヒーリーはアムネスティ・インターナショナルの公式アカウントにもシェアされたインスタグラムへの投稿でヤサマン・アリヤニへの支持を示して、次のように述べている。「ヤサマンと彼女の母親は、2019年の国際女性デーの日にヘッドスカーフを外して、テヘランを移動する電車の女性専用車両の中で花を配って回っていたんだ」

「ヤサマンはいつの日のか、すべての女性たちが身に着けるものを自由に選択できるようになる未来が訪れることを願っていた。『ヒジャブを着けない私と、ヒジャブを着けたあなた』という未来をね。彼女の動画が話題になると、彼女は逮捕され、『ヒジャブを脱ぐこと』を促進することを通じて『堕落や売春を誘発し、助長している』という容疑がかけられることになったんだ。当局は彼女を独房に閉じ込めた後で、『悔い改めなければ』家族を逮捕すると脅し、彼女に16年間の懲役を言い渡したんだ。彼女は10年はこの刑を受けなければいけないんだよ」

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It was International Women’s Day 2019 when Yasaman and her mother took off their headscarves and walked through a women-only train carriage in Tehran, handing out flowers. Yasaman spoke of her hopes for a future when all women would have the freedom to choose what to wear, “me without the hijab and you with the hijab”. After a video of this went viral, Yasaman was arrested and charged with “inciting and facilitating corruption and prostitution" through promoting “unveiling”. After the authorities held Yasaman in solitary confinement and threatened to arrest her family if she didn’t “repent”, they sentenced her to 16 years in prison. She is required to serve 10 years of this sentence. Yasaman’s cruel punishment is part of a wider crackdown on women campaigning against discriminatory forced veiling laws in Iran. The Iranian authorities must not be allowed to rob Yasaman of the best years of her life – simply because she believes women should have the right to choose what they wear. @amnesty

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彼は次のように続けている。「ヤサマンに対する残酷な刑罰は、イランにおけるヒジャブを着けなければいけないという差別的な法律に反対する女性たちに対する、広くまかり通った取り締まりの一部なんだ。単に彼女が女性たちは自分たちの着る物を選ぶ権利が与えられるべきだと考えているからという理由で、イラン当局がヤサマンの人生における最高の数年間を奪うことなんて許されてはいけないんだよ」

マット・ヒーリーはその後、次のように述べている。「女性をアジェンダの最前線に置かないのはどんな社会であれ恥ずべきことだし、社会や経済が機能するかは力のある女性たちにかかっているという事実を知らないんだ」

「女性たちの活動を推進したり、女性たちに社会における平等な権利を保障しないようなあらゆる思想や国家、機関は、活動する上で困難に直面することになるよ」

マット・ヒーリーは今年5月、アラバマ州のフェスティバルに出演した際に女性の権利に対する積極的な発言を行っており、同州で可決された、いかなる妊娠の段階でも中絶を違法とする法案について反対する姿勢を示している。

アラバマ州で開催されたハングアウト・ミュージック・フェスティバルに出演したザ・1975のマット・ヒーリーは次のように語っている。「俺がすごく怒っている理由は(あの法案が)生活の保全のためではなく、女性の支配だと考えているからなんだ」

彼は続けて法案を通過させた人物を批判している。「あいつらは聖なる人々ではなく、単純に女性蔑視の最低な野郎たちだよ」

彼は次のように続けている。「これ以上、重要なことがあるか? 女性の生殖器官について女性が自分の思うようにできる自由以上のね」

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