ザ・カーズのフロントマンであるリック・オケイセックは亡くなるまでの1ヶ月以内に遺書から妻であるポーリーナ・ポリスコワの名前を削除するようにしたことが明らかになっている。
リック・オケイセックは現地時間9月15日にマンハッタンにある自宅のアパートで亡くなっているところを発見されている。享年75歳だった。リック・オケイセックとポーリーナ・ポリスコワは2017年に破局しており、彼が亡くなったのは離婚調停が進められていたさなかのことだった。
『ニューヨーク・ポスト』紙のサイト「ページ・シックス」が入手した文書によれば、リック・オケイセックは現地時間8月28日に署名した文書の中で次のように記しているという。
「私は妻であるポーリーナ・ポリスコワにいかなる分与も致しません。私たちは離婚調停のさなかにあります」と彼は記している。「万が一離婚調停が結ばれる前に私が死んだとしても……ポーリーナが選択的相続の対象に含まれることはありません……彼女は私を見捨てたのです」
一方で、ポーリーナ・ポリスコワはリック・オケイセックが亡くなっているところを発見した最初の人物となっている。リック・オケイセックは肺気腫によって悪化した心臓病が原因で亡くなったことが明らかになっており、彼女は手術後の回復過程にあった彼の様子を見るために彼の自宅を訪れていた。
リック・オケイセックは友人でビジネス・マネージャーのマリオ・テスターニを遺産管理人に指名しており、「ページ・シックス」が入手した文書によれば、リック・オケイセックが遺した遺産は「著作権料」で500万ドル(約5億4600万円)と現金の1万5000ドル(約164万円)、有形資産で10万ドル(約1090万円)だという。
リック・オケイセックは3番目の妻であるポーリーナ・ポリスコワと1989年に結婚して、彼女との間に2人の息子をもうけている。リック・オケイセックは2人の前妻との間にも4人の子供をもうけている。
先日、ポーリーナ・ポリスコワは亡くなったリック・オケイセックと過ごした最後の時間を振り返り、「本当に優しい人」だったと彼に追悼の意を表している。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.