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ロバート・プラントはレッド・ツェッペリンの名曲“Stairway To Heaven”の歌詞に共感できなくなってしまったと語っている。

ラジオ番組「アルティメット・クラシック・ロック・ナイツ」のインタヴューに応じたロバート・プラントは、1971年発表の『レッド・ツェッペリンIV』に収録された“Stairway To Heaven”について次のように語っている。

「もちろん、あれは素晴らしい曲だったよ」とロバート・プラントは語っている。「あの曲の音楽的な構成の仕方は本当に素晴らしいと思うよ。ヴォーカルがなくても成立する曲の1つだと思うし、実際、本当にそうだと思うんだ。素晴らしい音楽作品だからね」

しかし、現在71歳のロバート・プラントは歌詞の面では同曲に共感できなくなってしまったとして次のように続けている。「今となっては、歌詞の面では共感できなくなってしまったけどさ。あまりに昔の楽曲だからね。ああいう抽象的な歌詞を書くことはもうないだろうね」

「この曲には今も感服するよ。素晴らしい要素があるからね。ジミー(・ペイジ)の音楽的な構成の仕方だったり、ドラムがクライマックスに達して、そのまま続いていったりね。とても美しい作品だよ。けど、歌詞の面やヴォーカルの面について言えば、『今は(共感できるか)分からないな』という感じだね」

レッド・ツェッペリンは2016年に、スピリットのギタリストであるランディ・カリフォルニアの管財人であるマイケル・スキッドモアから彼らの1971年の楽曲“Taurus”のリフを自分たちの“Stairway To Heaven”に盗用していたとして訴えられている。

ロバート・プラントは2016年に行われた公判で証言して、ハンプシャーにある荘厳な邸宅のヘッドリィ・グランジで“Stairway To Heaven”を制作した時のことを次のように振り返っている。「ある夜、ジミー・ペイジと僕で火の前に座ってて、曲の断片に取り組んでたんだ」と彼は語り、曲に取り組む他のメンバーを残して、楽曲の歌詞を書くために自分のベッドルームに戻ったと回想している。楽曲の歌詞についてはケルト神話に基づいたものだと裁判で語っており、「自分の大好きな英国の牧歌的な部分」だとしている。

レッド・ツェッペリンは、スピリットの“Taurus”について“Stairway To Heaven”が著作権を侵害していないとしてロサンゼルスの裁判で2016年に勝利していたものの、サンフランシスコの裁判所は陪審員がコードや音階を書かれた楽譜を下に判断したことを受けて、2曲を聴いて判断すべきだとしてもう一度裁判を行うように裁定されている。

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