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ブラック・クロウズはウィスコンシン州やニュージャージー州でバンドのロゴが描かれた広告が発見され、解散から4年ぶりに再結成を果たす可能性が示唆されている。

地元紙『ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル』が現地時間11月4日に報じたところによれば、ブラック・クロウズはロゴのデジタル看板がウィスコンシン州ミルウォーキーで発見されているほか、「ジャムベース」は現地時間10月30日、あるファンがニュージャージー州のリンカーン・トンネルの入り口でロゴの看板を発見したとも報じている。

ブラック・クロウズは現地時間10月28日にフェイスブックのプロフィール画像を更新しており、『ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル』によればミルウォーキーに掲出された看板にも同じロゴが描かれていたという。

https://www.facebook.com/TheBlackCrowes/posts/10156561757486475:0

クリスとリッチのロビンソン兄弟率いるブラック・クロウズは兄弟間の確執が原因で2015年に解散している。

ブラック・クロウズはデビュー・アルバム『シェイク・ユア・マネー・メイカー』のリリースから2020年で30周年となっており、ツアーのために再結成するのではないかと業界内で広く噂されていた。先日、結成メンバーであるドラマーのスティーヴ・ゴーマンは米『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙に対して、自身は参加を依頼されていないもののロビンソン兄弟が再結成すると聞いたと明かしている。

その後、スティーヴ・ゴーマンは現地時間11月2日に公開されたインタヴューの中でロビンソン兄弟がブラック・クロウズとして再結成する可能性について改めて語っている。スティーヴ・ゴーマンはロビンソン兄弟が過去のコラボレーターたちと仕事をすることに関心がないのではないかとして、自身が再結成ツアーへの参加を依頼される可能性は低いだろうと語っている。

「彼らから(再結成ツアーに)誘われることはないだろうね」ニューヨークのラジオ局「WBAB」とのインタヴューで語っている。「彼らが『お金のことは諦めるよ』なんてことを言うことはないわけでさ。つまり、今回のツアーはそういう(お金のための)ものなわけでさ。バンドを結成する前からツアーをブッキングするということは、音楽的な満足感のためにツアーをするということではないんだよ」

彼は次のように続けている。「とはいえ、彼らにも当然ながら権利があるわけでさ。音楽を演奏して生計を立てることのできる人たちを妬むような真似はしないよ。特に、自分たちで音楽を書いているような人たちのことはね。けど、彼らはそういうことを考えているわけではないと思うんだ」

スティーヴ・ゴーマンはさらに次のように語っている。「想像するに、今の彼らは過去に関わった人たちと仕事をすることに関心がないんじゃないかな。そのほうが明白だし、合点がいくよ。誰かともう一度やり直すためには、あらゆる説明をしたり、多くのことについて謝罪をして、自分が付けた傷の埋め合わせをしなければいけないわけでさ。けど、彼らはそういう過程に興味がないんだと思うんだ。彼らはただ、自分たちに必要なものだけを手に入れたいと思っているんだよ」

ブラック・クロウズの解散に際して発表した声明の中で、ギタリストのリッチ・ロビンソンは当時、クリス・ロビンソンから「バンドに関して平等の分け前を受け取ることを放棄するように求められ、28年間連れ添ったオリジナル・パートナーであるドラマーのスティーヴ・ゴーマンに対しては100%の分け前を放棄し、給料制の従業員になるよう求めた」ことに我慢がならなかったと述べている。

その後、ヴォーカリストのクリス・ロビンソンはリッチ・ロビンソンの主張に反論して、バンドが解散するに至った経緯は「リッチが公に主張していること以上に入り組んでいる」と述べている。

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