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R.E.M.の元フロントマンであるマイケル・スタイプはカート・コバーンが亡くなる前にコラボレーションを提案していたことを明かしている。

マイケル・スタイプはBBCによるインタヴューに応じて、生前にカート・コバーンと共に音楽を作ろうとしていたという話は本当かという質問に次のように答えている。「そうだな、イエスとも、ノーとも言えるよ」と彼は応じている。「彼を地獄から救い出すために、彼にプロジェクトを一つ差し出してみたんだ。彼が僕やR.E.M.を敬愛してくれていたことは知っていたし、プロジェクトのアイディアを思いついたんだよ」

「彼に手紙を書いて、飛行機のチケットも送ったんだ。彼を家から空港まで連れて行くために、自宅に車も手配したんだよ」と彼は続けている。

「彼をその精神状態から救い出すためにできることはすべてやったよ。けど、彼が抱えていた苦悩は手を出せないものだったんだ」

先日、カート・コバーンはニルヴァーナとして出演した『MTV アンプラグド』で着用していたカーキ色のカーディガンが33万4000ドル(約3630万円)で落札されている。

一度も洗濯されていないというこのカーディガンは2015年11月にも売りに出されており、当時14万800ドル(約1500万円)の値で落札されていた。

一方、R.E.M.は『モンスター』がリリースから25周年を迎えることを記念してデラックス・エディションが本日11月1日にリリースされている。

『モンスター』はCD5枚とBlu-ray1枚組のデラックス・ボックスセットとしても発売される予定で、5枚組のCDには本作のプロデューサーであるスコット・リットによる最新のリミックスや、これまで未公開だったデモ音源、1995年にシカゴで収録されたライヴ音源などが収録される。

また、Blu-rayには『モンスター』の音源が5.1ch仕様とハイレゾ仕様でそれぞれ収録されるほか、R.E.M.の1995年のツアーを追った90分のドキュメンタリー『ロード・ムービ』や、『モンスター』からリリースされた全6曲のミュージック・ビデオが収録される。

『モンスター』はオリジナルの音源に2019年版のリミックスを加えたエクステンデッド・エディションとしても発売される予定となっており、180グラムのアナログ盤2枚組とCD2枚組としてリリースされるこれらのバージョンのアートワークはR.E.M.の長年のデザイナーであるクリス・ビルハイマーが手掛けている。また、『モンスター』は180グラムのアナログ盤1枚組としてもリリースされる予定で、こちらにはクリス・ビルハイマーが手掛けたオリジナルのアートワークが使用される。

一方で、デジタルでリリースされるバージョンにはデラックス・エディションに収録されるリマスター音源やリミックス音源、ライヴ音源がすべて収録され、各種ストリーミング・サイトやダウンロード・サイトで利用可能になる。また、リマスター音源や88.1kHZ /24bitのハイレゾ音源もデジタルで配信される予定となっている。

ピーター・バックは当時を次のように振り返っている。「僕たちは違うバンドのようになろうとしていたんだ……それまでの自分たちから逃げたかったんだよ」

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