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ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーはかつてロックの殿堂を批判していたが、そのスタンスが変わったことを明らかにしている。

ナイン・インチ・ネイルズは2016年にロックの殿堂入りの候補となったが、ロックの殿堂入りは果たしていない。以後2年、ナイン・インチ・ネイルズはロックの殿堂入りの候補とはなっておらず、それを受けてトレント・レズナーは「まったくと言っていいほど興味がない」と語っていた。

「要するに、グラミー賞だって意味がないんだからさ。というのも、テレビ番組がいい視聴率を得られるように、会議室で数人のクソ野郎どもが『賞はこの人にあげよう』って決めているわけだからね。賞そのものには何の意味もないような気がしてしまうよな」

しかし、ナイン・インチ・ネイルズはデペッシュ・モードやノトーリアスB.I.G.、ホイットニー・ヒューストンらと共に再び2020年のロックの殿堂入りの候補となっている。トレント・レズナーはまたザ・キュアーの紹介スピーチをするために昨年のロックの殿堂入りの式典に出席している。

『フォーブス』誌との新たなインタヴューでトレント・レズナーはロックの殿堂について「自身の意見が変わったんだ」と語り、ザ・キュアーを紹介したことが「すごくクールな体験になった」と説明している。

レディオヘッドの非常に素敵な連中とテープルに座っていたんだけどさ。みんなで『これは茶番になるぞ』なんて感じで見てたんだと思うんだ。でも、僕らがいる間、そこに茶番はなかったんだ」と彼はその日のことを思い返している。

ザ・キュアーを紹介するためにステージに上がった時のことをトレント・レズナーは次のように説明している。「最終的にすごくクールな体験になったよ。それで『分かったよ。これまで嫌味ったらしくこきおろしてきたほど茶番じゃなかった』と思ったんだ。問題もないから、意見を変えることを認めることにしたんだよ」

ザ・キュアーがロックの殿堂入りを果たすのを目撃したことについて彼は次のように語っている。「彼らがステージに上がってロバート・スミスが嬉しそうで、バンドの他のメンバーは驚いていてさ。ちゃんとしたものだったよ。僕としては彼らが相当するような形で敬意を払われるのを見たいを思っていたからね」

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