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シン・リジィの結成メンバーであるギタリストのエリック・ベルは20年前にゲストとしてメタリカのライヴに出演した際の出演料が支払われていないとして彼らを批判している。

シン・リジィのオリジナル・メンバーである現在72歳のエリック・ベルは1999年7月5日にダブリンのポイント・シアターで行われたメタリカの公演にゲストとして出演して、“Whiskey In The Jar”を共にパフォーマンスしている。

アイルランド版『ザ・サン』紙によるインタヴューの中で、エリック・ベルは当時についてメタリカのプライヴェート・ジェットに乗ってUKと会場のダブリンを往復したことを明かして、終演後にUKに送り届けてもらった際に報酬を受け取れるものと思っていたものの、彼らから報酬を支払われることはなかったと振り返っている。

「たしか夜の2時半に差し掛かった頃だったんだけどね」とエリック・ベルは語っている。「交通手段はすべて手配されていて、僕を自宅に送り届けるための車が用意されていたんだ。2000ポンドはもらえるんじゃないかと密かに期待していたんだけどさ。彼らにとっては大した金額じゃないからね」

「けど、(別れを告げに来たバンドのクルーから手渡されたのは)メタリカのTシャツやキー・リング、帽子なんかが入ったデカい袋だったんだよ。お金ではなかったんだ。その後で、そいつらは去って行ったんだけどさ。家に帰るための車の中に乗った時にようやく、彼らから報酬を払われていないことに気が付いたんだ。後で郵便で送られてくるかもしれないとも思っていたけど、ちっとも音沙汰がなくてね。誰かが僕のためにメタリカと連絡をとろうともしたんだけど、無駄足だと悟ってその人たちも諦めてしまったんだ」

「アイツらはひどい奴らの集まりだよ」とエリック・ベルは続けている。「アイツらから受けた仕打ちは信じられないね。とりわけ、アイツらはあんなにも裕福なんだからさ。2000ポンドくらい受け取ってもよかったはずなのに、一切支払われなかったんだ」

「まったく勝手が分かってないよね。少なくとも2000ポンドはもらっていいはずなのに、これっぽっちも支払われなかったんだ」

彼は次のように続けている。「メタリカがもう一度ゲスト出演を依頼してきたら、5000ポンドを事前に要求するね。現金でね。それでポケットにあることを実感するんだ」

一方、メタリカは先日、来年アメリカの5つの大規模なフェスティバルでヘッドライナーを務めることが明らかになっている。

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