テーム・インパラは公式サイトに謎めいた動画を投稿してニュー・アルバムのリリースを示唆している。
オーストラリア出身のバンドであるテーム・インパラは公式サイトで謎めいた動画が公開されており、動画は歪んだ映像の中に様々なレコーディング機材が映し出された後で、フロントマンのケヴィン・パーカーが登場するというものになっている。
オシロスコープのスクリーンに映し出される幻覚作用を引き起こされるような映像が繰り返されるこの動画は、海を見ながら岩の上に立つケヴィン・パーカーの映像で締めくくられている。
テーム・インパラの公式サイトはこちらから。
https://official.tameimpala.com/
テーム・インパラはこの動画で2015年発表の前作『カレンツ』に続く待望のニュー・アルバムのリリースを示唆していると見られている。バンドは今年に入ってから同作以来の新曲となる“Patience”と“Borderline”の2曲の新曲をリリースしている。
ケヴィン・パーカーは昨年、2019年までに新しい音源を出せなければ、非常に落胆することになるだろうと語っていた。
「Beats 1」のマット・ウィルキンソンのインタヴューに応じたケヴィン・パーカーは新しい音源をリリースする時期について次のように語っている。「(2019年の夏までにリリースできるかと訊かれて)ぜひそうしたいね。それまでに何も出せなかったら、すごく落胆するだろうね」
「まあ、ライヴで曲を演奏するのが好きなんだよね。『カレンツ』の曲を演奏するのも好きだし、『ローナイズム』の曲を演奏するのも好きだし、どれも好きなんだけど、違う曲をライヴでやる頃だと思っててね。それって全部、本能的なものなんだけどね」
また、ケヴィン・パーカーは今年5月、音楽を作り始める時には自分に「価値がない」と思い込む必要があるとも明かしている。
「アルバムを書き始める時に言えることとして、僕はもう一度音楽を書き始めたいと思えるようになるために、自分に価値がないと思い込む必要があるんだよ」とケヴィン・パーカーは説明している。
「子供の頃に音楽を作り始めた時には、自分に自信を持つための手段として作っていたわけでさ。分かるだろ? 皮肉なことに、世界の頂点に立ったような気分になったりだとか、自信がついたり、何もかもが順調だと思ってしまうと、音楽を作る気にならなくなってしまうんだよ」
新作が待たれるテーム・インパラだが、彼らは2019年もツアーを行っており、6月にはグラストンベリー・フェスティバルに出演してアザー・ステージでトリを務めている。
『NME』は満点となる5つ星をつけたレビューでテーム・インパラによるグラストンベリー・フェスティバルのステージを次のように評している。「まさにアザー・ステージにふさわしい圧巻の光景であり、彼らの来たる新作がこれまでのリリースと同様に力強いものであるならば、テーム・インパラが近い将来、フェスティバル全体のヘッドライナーを務めることになるであろうことは想像に難くない」
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