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トゥールはバンドの公演を訪れていたエディ・ヴァン・ヘイレンに彼が誰であるかを知らずに写真撮影をお願いしたファンがメタル界隈のツイッターで話題になっている。

各方面で高い評価を得ている今年8月リリースの最新作『フィア・イノキュラム』を引っ提げたワールド・ツアーを行っているトゥールは現地時間10月21日にロサンゼルスで公演を行っており、ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは父親でヴァン・ヘイレンのギタリストであるエディ・ヴァン・ヘイレンと共にこの公演を訪れている。

ウォルフガング・ヴァン・ヘイレンは終演後、1人のファンがエディ・ヴァン・ヘイレンにステージをバックに自分の写真を撮影してくれるようお願いしてきたと明かして、そのファンについて自身の父親が誰であるかを知らずに携帯電話を渡してきたようだったと述べている。

「ステージを背に写真を撮ってくれないかって、ある男性が父に頼んできたんだ」とウォルフガング・ヴァン・ヘイレンはその時の写真と共にツイートしている。「昨夜のトゥールの公演におけるお気に入りの瞬間になったよ」

この投稿に対するファンの反応は以下の通り。

「その上、彼の隣に座っていたりなんかしてね。あなたのお父さんは1978年からこの日を待ち続けていたと思うよ。人々に気づかれなくなる日をね」

「信じられない。笑えるわ(私だったらエディ・ヴァン・ヘイレンに興奮して、トゥールのことはすべて忘れてしまうと思う)」

「すごく面白いね。アイコンが気付かれなかったんだ。エディ・ヴァン・ヘイレンの勝利だね」

「ウォルフガング、あなたのお父さんはトゥールのコンサートでトゥールの写真を撮ったんだね。笑えるよ。彼は有名なお父さんを知らなかったんだ」

「『いい写真だね!(Such good photography!)』『もう少し待ってみよう(“I’ll Wait”……誰か『1984』に言及していることに気が付いてくれないかな)』」

先日、エディ・ヴァン・ヘイレンは咽頭ガンの治療を受けていると報じられている。報道によれば、治療は効果をあげているとのことで、「病気を食い止める」のに一役買っているとされている。

ヴァン・ヘイレンが最後にライヴを行ったのは2015年となっていて、先日、デイヴィッド・リー・ロスはヴァン・ヘイレンについて「終わった」と語っていた。

「俺としてはヴァン・ヘイレンは終わったと思っている。(自身のソロとしてのラスベガスでの定期公演こそが)次のフェーズだよ」とデトロイトのラジオ局「101 WRIF」にデイヴィッド・リー・ロスは語っている。

「それがどんな意味を持つにせよ、事実上、僕がバンドを受け継いだようなものなわけでさ。何かを受け継ぐというのは、それを誇りを持って続けていくということだと思うんだ。ヴァン・ヘイレンがみんなの知っているような形で戻ってくることはないだろうね。とはいえ、エディにも彼の言い分があると思うけどさ。これはあくまでも僕の意見だからね」

一方、トゥールのドラマーであるダニー・ケアリーは更なる新作に向けた「大量の音源」があることを明かしており、次なるニュー・アルバムのリリースまで13年もかからないことが示唆されている。

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