モーターヘッドは先週発表されたロックの殿堂入りの候補に含まれていなかったドラマーのミッキー・ディーとギタリストのフィル・キャンベルが新たに候補として加わったことが明らかになっている。
ロックの殿堂は先週、2020年に殿堂入りを果たすアーティストの候補が発表されており、今年が初の候補入りとなるモーターヘッドのほか、デペッシュ・モードやノトーリアスB.I.G.、ナイン・インチ・ネイルズ、ホイットニー・ヒューストンらの名前が挙がっている。
初となるロックの殿堂入りの候補となったモーターヘッドだが、候補入りを果たしたラインナップには1992年からレミー・キルミスターが亡くなる2015年までバンドに在籍していたミッキー・ディーと、1984年から2015年まで在籍していたフィル・キャンベルは含まれていなかった。ミッキー・ディーはこれを受けて米『ビルボード』誌に対して自身らが含まれていないことは「純粋に間違っている」と語っている。「俺たちは25年間共に旗を掲げてきたわけでね。当時の形になるまでモーターヘッドを導いてきたんだ」とミッキー・ディーは語っている。「40年のうちの25年にわたって在籍してきたんだ」
モーターヘッドもソーシャル・メディアでミッキー・ディーやフィル・キャンベルの候補入りを訴えており、次のように述べていた。「何人かのとても重要な名前が抜けています」とモーターヘッドは現地時間10月16日に投稿している。「レミーはきっと同意しないでしょう!」
All for one and one for all! (Unus pro omnibus, omnes pro uno!) Cheers for finally recognizing us, #ROCKHALL2020
However some very important names have been missed out…Phil Campbell (31 years in Motörhead), Mikkey Dee (23 years in Motörhead). Lem wouldn’t “dig it”! (1 of 2) pic.twitter.com/9WDmZSmE8Q— Official Motörhead (@myMotorhead) October 16, 2019
今回、ロックの殿堂は候補となるモーターヘッドのラインナップにミッキー・ディーとフィル・キャンベルを新たに加えている。「声高に訴えてくれたみなさんのおかげです」とモーターヘッドはソーシャル・メディアで述べている。「耳を傾け、フィルとミッキーを加えてくれたロックの殿堂に感謝しています! みんなは1人のために、1人はみんなのために!」
Thanks to everyone who spoke up loudly.
Thanks to the #ROCKHALL2020 for listening and adding Phil & Mikkey.
All for one and one for all! #motörhead
vote here, everyday: https://t.co/LADluKBFch pic.twitter.com/TENlq2wPlF— Official Motörhead (@myMotorhead) October 20, 2019
現時点でロックの殿堂からの公式発表はなされていないものの、米『ローリング・ストーン』誌によれば、ロックの殿堂の公式サイト上のバイオグラフィの記述が修正され、ミッキー・ディーとフィル・キャンベルの名前が新たに加えられているという。
ロックの殿堂のサイトではファンによる投票が受け付けられており、最終的な殿堂入りアーティストは来年1月に発表され、5月2日にオハイオ州クリーヴランドで式典が開催される。
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