ザ・1975のフロントマンであるマット・ヒーリーは16歳のスウェーデン人環境保護活動家のグレタ・トゥーンベリともう一度一緒になにかをやるはずだと語っている。
ザ・1975は2020年2月21日にリリースされる来たるニュー・アルバム『ノーツ・オン・ア・コンディショナル・フォーム(原題)』でグレタ・トゥーンベリとコラボしており、同作には彼女のスポークン・ワードによる楽曲“The 1975”が冒頭に収録される。同曲の収益はすべて気候変動に抗議する運動「エクスティンクション・レベリオン」に寄付されることが発表されている。
マット・ヒーリーは『デイリー・スター』紙に次のように語っている。「僕らは一緒にやることが今後もあると確信しているんだ。彼女は僕らにインスピレーションを与えてくれる数少ない人々のうちの一人だからね」
先日、マット・ヒーリーは彼女と一緒にいた時のことを振り返り、現在16歳の彼女について「スターとして敬愛する数少ない内の1人」だと語っている。
「彼女は象徴的な存在という点でも有名になったわけでさ」とマット・ヒーリーはオーストラリアのニュース・サイト「ペデストリアンTV」に語っている。「そう、ガンジーのような有名さでポスターになったりしているわけでさ。だから、スタジオで彼女と初めて会った時に、その時はすりガラス越しで、彼女の輪郭を確認できただけだったんだけどね。けど、(ガンズ・アンド・ローゼズの)スラッシュが言うように、『本当の意味での象徴的な存在であるということはシルエットだけで気づかれる』ということでね」
「彼女はシルエットだけでも分かったんだよ。すごく力を持った人だと思ったね」
マット・ヒーリーは次のように続けている。「グレタは俺がこれまでの人生で出会ってきた中で最もパンクな人物だよ。彼女と会った時に、彼女は『アンチ・ファシスト・オール・スターズ』って書かれたTシャツを着ていてね。なにも、それは『アンティファ(※極右団体に暴力で抵抗する人々)』みたいなことではなくてね。彼女は暴力を支持しているわけではないけど、大胆なところがあるんだよ。俺もそういうところが根っこにあるからね」
マット・ヒーリーは続けて、気候変動に対する見解について彼女によって変えられたことを認めている。「悲観的まではいかないにせよ、現在の状況に対して後ろ向きな見方をしていたんだ。なかばニヒリスティックになっていて、『しょうがないよ。俺たちはもうダメだ』という感じだったんだよね」
「そこから彼女と会ったんだけどさ。その信念や彼女と話して感じるものという点で彼女は最も真剣な人物だったわけだけど、少し希望のようなものが残ったんだ。分かるよね?」
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